【感想・ネタバレ】ユルン・サーガ2 火の王誕生のレビュー

あらすじ

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ドルーグン王から七代目のカグウト王の治世。王位の象徴の伝説の剣をめぐる争いを描く。『太陽の牙』とゆるやかに連関する力作。

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Posted by ブクログ

 草原の民ユルンの年代記5巻の内第2巻。20年以上間を開けての再読。
 ユルンサーガ全体の印象については「月の巫女」に書いてます。


 前代の、ドルーグン王とその息子の話が歪んで伝説となっている。それを通奏低音のようにして、物語が進む。
 他の王の名も出てくるが、まっすぐに伝わってはいないと言うことが、前作(とか後半の巻とか)を読んだ読者には伝わる。
 読んでいなくても、謎めいた伝説は伝説として受け止めればよいと思うという点は、5巻全てに共通してます。

 シリーズ5巻の中で唯一と言っていいくらい、悪意とか闇とかいうものを背負わないように見える主人公やそれに次ぐ二人が、実はとても悲しい運命を負っています。それがはっきり分かるのは次巻なのですが。

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2025年06月02日

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