【感想・ネタバレ】ユルン・サーガ1 太陽の牙のレビュー

あらすじ

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人が狼に変身し、狼が人をうみ、予言が現実となる世界のユルン族の興亡。ドルーグンと狼の王子ケイナンが暴君タイバルを倒す。

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Posted by ブクログ

 草原の民ユルンの年代記5巻の内第1巻。
 20年以上間を開けての再読。
 ユルンサーガ全体の印象については「月の巫女」に書いてます。

 
 荒々しい戦闘からのスタートが、この本だけでなくシリーズ全体の今後を暗示しているようです。
人を殺すと狼になるというデイーイン族の描かれ方が、哀れだけれど魅力的。
 出てくる少年少女が一人として素直じゃないというか、重いものを抱えてます。
 
 後書きに「ローレンツの『攻撃』にめぐりあわなかったら私はこの物語を書かなかったろう」とあり、これは見逃すわけに行かないと、『攻撃』も読みました。
 浜たかや氏のデビュー作であり、この作品でいくつかの児童文学賞を獲得。

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2025年06月02日

Posted by ブクログ

ユルン・サーガと称される、同じ世界の歴史を描いたシリーズの一巻目。大陸内部がこのファンタジー世界の舞台で、読んでいく内に、日本にはない乾いた風と砂嵐に体が包まれる錯覚を覚えます。西洋ファンタジーのような華麗なファンタジックさ、おしゃれなまでの不思議空間はありませんが、代わりに、無骨で重厚で生々しいまでの世界に触れることが出来ます。時代を行き来しながらシリーズは『火の王誕生』『遠い水の伝説』『風、草原をはしる』『月の巫女』と続きます。とにかく私は、『遠い水の伝説』で号泣しました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

人を殺すと狼になる一族や、草原世界で大国を築き上げる一族とか、それに阿る被支配層とか、設定は分厚くて面白いのに、ちょっと文章がへたっぴかも。登場人物の情緒が突飛に感じられるシーンがちょいちょいあって、思うように読み進められなかった。

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2022年02月25日

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