あらすじ
ドラッカー教授のすべての著作、目次やあらすじ、読みどころを紹介。「どの本に何が書いてあるか」が一目でわかる。「日本における分身」上田先生ならではのドラッカーとのやりとり、翻訳秘話も満載。巻頭カラーは、ほぼ日で話題の人気対談、糸井重里×上田惇生「はじめてのドラッカー」を収録。史上初のブックガイド!
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Posted by ブクログ
いわゆる「ドラッカー山脈」なる言葉で総称されるドラッカー著作群を紹介する本。ドラッカー教授の変遷・進化が辿れる名著です。
気になった文章。
p.4
「上田 ソニーの出井伸之さん、富士ゼロックスの小林陽太郎さん、パナソニックの中村邦夫さん、有名な経営者だけでなく、いろんな人に「それぞれのドラッカー」があるのね。ものつくり大学の卒業生に「宮大工」がいて、ドラッカーの本をほとんど読んでるんです。企業の経営者じゃなくたって、宮大工にとっても有益な、使える教えなんですよ。」
先輩、出てますよ!!。本書の中でも出てきますが、万人のための帝王学というフレーズがあるように、いろんな人に役立つのがドラッカーの凄いところです。
p.86
「ドラッカーの四〇年来の生徒であり、友人であり、同僚だったペース大学社会学部長ジョン・E・フラハティの大部のドラッカー論、Peter Drucker:shaping the Managerial Mind (Jossey-Bass,1999)には、一つだけ図が載っています。そこに書かれた弁解めいた解説がふるっています。
『ドラッカーはモデル化による図解を好まなかった。コンセプトが硬直的になるからだった。その通りである。しかし教授の説く”変化”のコンセプトを表すために、この図だけは掲載させていただきたい』」
今までなんとなく感じていた「図が無い」はこういうことなんですね。今後、十分気を付けたいと思います。