【感想・ネタバレ】負けんとき(下)―ヴォーリズ満喜子の種まく日々―のレビュー

あらすじ

キリスト教伝道のため来日し、近江兄弟社を設立したW・メレル・ヴォーリズは、関西学院、軽井沢ユニオン教会などを手掛けた建築家としても知られる。留学から帰国した満喜子はメレルと出会い、周囲の猛反対を押し切って、結婚する。近江八幡に居を構え、幼児教育に邁進する彼女と日本に帰化した夫の前に、様々な困難が待ち受けていた――。二人の愛に満ちた生涯を描く感動の長編。※新潮文庫に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

終わった恋の相手が晩年また登場し、密かに亡くなった妻の名前で手紙のやりとりをしていたなんて、ドラマチックすぎて。下巻はもしかしたら物足りないかも…なんて思ってましたが登場人物が豪華で一気読みしました。

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2023年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。上巻で迷いに迷っていた満喜子がついに動き出す。それは様々なものとの戦いの連続。上巻では自分自身の内部と戦う苦しさで胸をつかまれたが、下巻では周囲との戦いで、苦しさも感じられるが同時に、感謝や憧れがこみ上げてくる。裾野の教育というゆるぎない途を前の世代から受け継ぎ、次の世代へ渡していく。その先に今の私たちの恵まれた環境があるのだとしみじみ。佑之進のくれた独楽のお菓子は泣けます。

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2014年10月11日

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