【感想・ネタバレ】筺底のエルピス3 -狩人のサーカス-のレビュー

あらすじ

起死回生の一手。たとえ全てを失っても。

殺戮因果連鎖憑依体――
古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。それを滅ぼす一団であった《門部》は、同じ目的を持ちながらもはるかに巨大なゲート組織――《I》なる不死者たちの侵攻によって陥落した。

乾叶と百刈圭をはじめとする数名は、辛くも難を逃れて決死の逃避行を図るが、そんな彼らを狩るべく、かつては同僚であった恐るべき狩人が動き始める。さらにはその裏で、世界そのものが滅亡への歩みを静かに加速し始めてもいた。

強大すぎる敵に対し、《門部》が「負けないため」の作戦――秘されたその真意とは何か。そして、進み始めた世界崩壊の真実とは。
人類の世界にこれまで六度、虐殺と大戦争をもたらしてきたという白い鬼を巡る、《門部》、《ゲオルギウス会》、そして《I》という三つのゲート組織の抗争が、ついに佳境の時を迎える。

人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩、悲劇の第三章。『波の手紙が響くとき』でも好評を博す、オキシタケヒコが手がけるSF異能バトルアクションシリーズ第三弾。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

#日本SF読者クラブ いよいよもって、ハードでシリアスな展開になる。次の第4巻と事実上の上下巻で、表紙は裏表の構図になっている。ラノベのレーベルだからかもしれないが、あまり売れていないようだ。惜しい、ぜひ読んでいただきたい。来年早々に第6巻が出版予定。

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2018年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ふええ,おもちろいよう……ゲオルギウス会がとってもかっこいい!でもこのラストだと、次巻は初っ端でミケーラ以外全滅してるんじゃないのって様子ですごく悲しい。ミケーラがコスチュームチェンジしたりなんたりとすげーゲオルギウス会サービス満載巻でしたね!それに対して門部ときたら……。うう、辛気臭いよう,人死に過ぎである。
一応主人公であるところの,百刈圭と乾叶ですが,百刈パイセンは今巻はほとんど寝てるだけ(前巻喰らった大けがのため)だったし,叶チャンは親友のボディガードしてばかりであまり闘わないしで,影が薄かったなあ。今巻と次の巻とで前後篇と言う話ですから,次の巻ではさすがに大活躍してくれると信じて期待……し,していいんだよね?割と少年漫画の王道をところどころ外してくるので恐ろしい。百刈も乾も,一応主人公ではあるけれど,死ぬときゃあっけなく死にそうだもんなあ……。
それにしても,例の人の最強固有フィールドの名前が「ドミニオン」(領地という意味)って,アツすぎるなあ……。
総じてアツくて面白い一冊でした。それにしても続きが気になる!

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2016年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2巻での≪門部≫陥落後、かつての仲間であり現在は≪I≫の追手となった奥菜正惟からの逃避行をメインに進む今巻。
廃棄未来編の前編ということでここで終わるか〜という引き。
ああああああああああこんなのありかよおおおおおおおおおおお

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2016年11月27日

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