【感想・ネタバレ】オハナホロホロ (1)のレビュー

あらすじ

翻訳家の麻耶(まや)の同居人は、シングルマザーのみちると、その息子のゆうた。5年前、麻耶と“同棲”していた部屋から失踪したみちるは、再び姿を現した時、小さな男の子の母となっていた。“今度の部屋では、同棲ではなく同居”。不器用なオンナふたりと、小さな男の子、さらに同じマンションの下階住む、ニコも毎日のようにやってきて―――。“家族”のようでそうではない4人が織りなす温かな日々。切なく愛おしい思いが溢れる同居生活グラフィティ。描き下ろし13P+10PのW番外編収録!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2015年上半期は家族を描いた作品が特に多いように思う。
そんな中LGBT関連で知り手にとったこのマンガ。
絵の可愛さに惹かれつつ読み進めると、どんどん内面をついてくる新しい家族のかたち。
幼い子供が入ることによって、うまくまわる関係性は現実でもよくあること。そういう意味でも子供は天からの授かりものなのかもしれず、夫婦間だけの子としてでなく地域・社会として見守っていくのが自然な形なのかもしれない。
だから本作のような1つ屋根の下もれっきとした家族なのでしょう。

0
2015年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

羽海野チカさんのアシスタントさんがデビューする
と羽海野さんが仰っていたのでずっと気になっていた。

絵の雰囲気が、羽海野村にいたのも納得の柔らかさ、
ポエムが黒帯で入ったり、ほんわかしてそうで
ざらざらするものがあったり、というのもとても似ている。
悪い意味ではなくて、お二人の絆というか
元からあった感性の近さを感じる。

血が繋がっていないけれど一緒に暮らしていて
愛情があって、それは他人がどうこう言えるものではなく
家族と言って良いものではないかと思える。

ゆうちゃんがとても良い子でとにかくかわいい。
しっかりしているけれど年相応のところもあって
とてもリアリティのある可愛さだ。
母親のみちるは母親としてというよりも
人として未熟なところがあるのだが、麻耶ちゃんが
優しく包容力があり支えてくれている。
そしてニコもとても良い人で、ゆうちゃんをとても可愛がってくれるし
いつも笑顔だけれど抱えているものも実は重い。

設定としては、主人公とその元恋人のシンママ
その子供、その父親の元恋人、という結構盛り沢山なので
最初はちょっとごちゃついているのかなと思ったが
読んでいる内に惹き込まれ全く気にならなくなった。

大人たちが抱えているものをあまり表に出さないのが
リアリティがある。

続きがとても楽しみ。

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2021年02月16日

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疑似家族は不安定さの上に成り立っていて、どちらかに好きな人が出来てしまえば簡単に崩れさってしまう。本当の家族だって別れてしまうこともあるのに、この安定感の違いって何なんだろう?例え血が繋がっていたってみちると実母のようにうまくいっていない場合もある。それでもみちるが荷物をまとめて向かった先は実家で。本当の家族には嫌になっても簡単に他人になれない何かがあるということなのか。家族って本当に不思議なものだ。

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2022年09月30日

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