あらすじ
海洋全蒸発や全球凍結、巨大隕石の衝突など、地球環境が激変しても多くの生命はしぶとく生き残り続けてきた。そして今でも、強者ではない動植物などはあらゆる方法で進化し続けている。群れる、メスを装う、他者に化ける、動かない、目立つ、時間をずらす、早死にするなど、ニッチを求めた弱者の驚くべき生存戦略の数々。
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Posted by ブクログ
秀作。
生物はその場所ではオンリーワンなのでナンバーワンであり生き残れる。
強いものにはかなわない。生き延びる場所を探し、生き方を変えることで生き残ってきた。人間も同様で、自分を活かせる場所探し、生き方を変えることが大事なのでないかと思った。
Posted by ブクログ
とても面白い一冊。
あちこちにちりばめられたマメ知識が秀逸で、資料としても役に立ちそう。
郊外でセイヨウタンポポを見かけない訳は?戦国武将たちが愛した雑草という植物の弱者や、生き残る戦術など色々面白い一冊です。
Posted by ブクログ
1. シマウマより「強い」ライオンの方が絶滅しかけているのはなぜか?
2. ハチとアリはどちらが強い?
3. 家紋は植物が多い?
4. ニッチを狙え
Posted by ブクログ
雑草は、植物同士の生存競争には弱い。
生物にとっては生き残ることが一番重要な事であり、強弱は問題にはならない。
強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ。~ベッケンバウアー
大きい者に対しては大きさで勝負しては勝ち目がない。小ささで勝負すべき。
※強者と同じ土俵に上がってはいけない!
cf.ランチェスター戦略
Posted by ブクログ
クリシンでクラスメイトだった石田さんからの紹介。
言われるまで気が付かなかったが,生き残っている弱者にはそれなりの理由がある。最後まで戦い続ける肉食猛獣に対して,徹底的に戦うことを避けるハトなど。生き残る上で賢いのはどちらだろうか?
肉食動物が絶滅する間に,草食動物が繁栄しているという事実もある。それぞれが独自の特徴を生かして,オンリーワン戦略で生き残っているのだ。
自分の生き残れるニッチスペースを見つけなければならない。強者に立ち向かうためにはガチンコで当たっても勝ち目はないので,独自の戦略が必要となる。戦力を一部に集中するなど,自分の生き残れるポイントを探って経営資源を集約するべきである。
強い物が生き残るのではない。賢い物が生き残るのでもない。最後に生き残れるのは変化できるものだ!
我々の祖先は困難を乗り越えながら変化を受け入れ進化してきた。我々はそんな「たくましき弱者」の子孫なのだ。
一番強い物は自分の弱さを忘れないものだ!