【感想・ネタバレ】強い会社をつくる会計の教科書のレビュー

あらすじ

会計を変えれば、逆境に負けない強い会社に変われます!上場準備コンサルタント・監査役として、これまでファーストリテイリングやアスクル、UBICなど多くの成長企業の会計・財務に関わってきた著者が、会計数字を駆使して中小企業を「成長体質に変える」ための方法を解説する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

経理部門の業務は、一般的な決算書を作る作業とその作った決算書から読み取れる情報を業務へ還元する作業がある。
今回の本は主に後者に重点が置かれたものである。
多くの企業では、本業を従事する傾向にあり、管理部門の業務に対する生産性に疑問視する視点が多い。また、経理部門に存在する人間も作業が求められる中で、存在意義を見失うことが少なくない。
そんな一般業務へのメッセージ、および現在目標を見失うことの多い経理担当者へのメッセージがふんだんに含まれ、どの企業に向けても参考になるものである。

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2012年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

チェック項目9箇所。会社の決算書は、利害関係者に対して説明責任を果たすツールであるとともに、現在の会社の真の姿を映し出す鏡でもあります、この鏡に表れた会計数字をつぶさに観察し、それを次の行動に活かすことによって、会計の力で会社を変えることができます。経営のプロセスを数字化し、それを毎日観察すれば変化が見えてきます、手を打てば数字が動き、その打ち手を変えればどう数字が変化するかが分かります。本書を通して、経営者から現場の社員に至るまで、あらゆるビジネスマンに会計数字の重要性を理解してもらい、経営にとって嵐のようなこの逆境の時代に、会社を大きく成長させる一助にしていただければと願っています。会計思考と言っても難しくありません、基本的には「自社の儲けの構造=損益構造」と「現金収支の構造=キャッシュフロー構造」がどうなっているかを知り、その両者をどのようにプラスにし、金額を増やしていくかを考えて実行することです、思考のベースを会計数字に求めるのです。決算書は今現在の会社の姿を映す鏡であると同時に、今後の経営の方向性を決める目安です、言い換えれば、決算書は過去の結果であると同時に将来へのジャンプ台の役目も果たせるものなのです。「管理はカネを生まないが、カネがかかる」と考える社長がいたら、明らかに経営者失格です、経営のかじ取りの「かじ」や羅針盤、あるいは業績等の生産性を測る役目をするのが管理部門なので、たとえば「正確・迅速な月次決算と本決算」は経営にとって最も重要な仕事の1つと言えます。会社は社員の仕事が集まったものでうs、それぞれの社員の仕事が渋滞していたら、結果的に客にも迷惑をかけ、売上は上がらず、利益も出なくなります。取引条件を決め、与信管理をすればそれでよいわけではなく、期日どおり入金して初めて債権管理が終了するのです、制度を作ったら、それをしっかり運用することにも力を入れてください。損益分岐点を低くする5つの方法……①固定費を削減する、②限界利益率を上げる=変動費比率を下げる、③変動費を削減する、④売値を上げる、⑤売上数量を増やす。

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2014年02月11日

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