【感想・ネタバレ】モンスターのご主人様 ： 14のレビュー

日暮眠都 / ナポ

異世界の中心・帝都に赴いた孝弘は、探索隊の面々と接触して合流の誘いを受けたが、彼のことを良く思わない御手洗の反対や、竜淵の里を滅ぼした一人、岡崎と里のドラゴンの確執が判明したため合流を断ることに決める。その場を収めた孝弘は、部屋に戻ったあと、騒動の一因として落ち込む加藤真菜を慰めていたが、突然、『妖精の輪』の力によって二人きりで飛ばされてしまう。離ればなれになった孝弘と眷属たちが、合流を目指して奮戦する！――「小説家になろう」発、異世界ファンタジー第十四弾！

[moriden · ★★★★☆]

功罪ひっくるめてオススメ

この巻まで一気に読みました。確かに面白い。ただ個人的には大きな欠点が二つ目につきました。
一つは「〇〇視点」という形で（主にヒロインズ）第三者の感想文が入ること。キャラの内面を掘り下げるという意味では大切なことだと思いますが、あまりに頻繁に挿入されるので、本編の流れをぶった切る事も多いです。
二つ目は、倒した敵のほとんどに逃げられること。あれだけ苦労して倒した敵にあっさり逃げられるのが何回も続くと、正直またかよーと思います。
まあ欠点ばかりを並べたてましたが、先の読めない展開、キャラの掘り下げ、この値段、お勧めできます。