あらすじ
『お前にこれ以上、ヴァイオリンを続ける価値はない』 相も変わらず、公民館の職員をしつつ竜ヶ坂商店街フィルハーモニー、通称 『ドラフィル』 でコンマス(兼、団員のトラブル解決係)を続けていた響介。しかし急にかかってきた父・藤間統からの電話と唐突なその物言いに、響介のヴァイオリンの音色は大きくかき乱される。 そんな彼に発破をかける七緒だったが、彼女の元に送られてきた 『ある物』 により事態はより混迷を極め―― !? 商店街の個性的なメンバーで贈る 「音楽とそれを愛する人々の物語」 待望のシリーズ第2弾が登場!
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Posted by ブクログ
評価:☆4.5
商店街の個性的なメンバーで贈る「音楽とそれを愛する人々の物語」待望のシリーズ第2弾が登場!
音楽で繋がっている住民達の温かい、微笑ましいエピソードは健在。
3章の幸と840日毎に帰ってくるピアニストの母親の話が特に好きかな。
今回は響介と七緒の家族について焦点を当てて物語は進行していく。
徐々に謎が明かされていって先が気になるつくりになっているので凄く読みやすい。
1巻でもそうでしたが、割と予想外な展開もあって驚かされるんですよね。そことそこが繋がってるの!?みたいな。
物語が終盤に向けて収束して盛り上がっていく構成はお見事!
演奏シーンの迫力も流石ですね。
あとがきで作者の中では1巻で完結していた。とのことですが、確かに1巻で終わってても違和感はなかったw
でも2巻も十分に完成度高いと思います。
次で最終巻ですが期待できそうです。
Posted by ブクログ
第2巻。
1巻でなんとなく完結っぽかったんだけど、なんとか2巻をひねり出したという感じ。
父子の葛藤をベースに銘器「メサイア」をおりまぜながら進行。
写真屋の倅や魚屋だっけ?の弟さん、ジャズピアニストの娘など新キャラも続々?
ラスボス?のヴァイオリニスト母がまだ派手に登場していないのでもう1冊くらいは引っ張りそうな感じ。
Posted by ブクログ
本屋さんで見付けてすぐに買ったのに棚に入れっぱになっていたのを漸く・・・
1巻ではとにかくぶっとんでる七緒に最初はついていけなくて、他のキャラにもなかなか慣れなかったのに・・・慣れると面白く感じてくるから不思議
七緒は内面が、本音が見え切らなくて、美しい嘘を彼女もまた纏っているのだろうか・・・?とか思いつつ、今回はとにかく様々な人間関係のほつれを解いていく内容で、夫々の真実にビックリしたりちょっとあきれてみたり・・・
前回よりも詰まってた感じはする でも演奏シーンの迫力ちょっと落ちた?
あと最期がね・・・彼らなりに仲直り出来たのはよかったんだけど・・・あのヴァイオリンが結局お父さんの手元に戻ったのが、腑に落ちるようで落ちん
父は偉大だって思う響介の気持ちはは分かるんだけど、響介の手で鳴ったっていうのに、手放してしまうのか・・・っていう勿体ないなって気持ちがどうしても抜けない
あと、Raised on RockのRaisedのふりがな/読み方が腑に落ちん 教科書的な音では全然ないし 誰の読み方なんだろう? 英語ダメダメかと一瞬思ったよ
エルビスの読み方かと思って曲聴いてみたけど、おかしな言い方してないし でもwikiだとアルバムの邦題がふりがなと一緒だし・・・分からん
一方で新しく出てきた修一と聡志が結構好きだし
皆がワイワイやってるシーンとか面白かったなぁ
修一と吹子とかちょっと気になるけど・・・あとがき読んだ感じだと続きは出ないかもね