あらすじ
交渉とは言葉を武器にした戦いである――。成功率97.4%……世界一の交渉成功率を誇る交渉人(ネゴシエイター)・別府勇午(べっぷゆうご)、上海へ。 民族、歴史、政治、宗教――。交渉人は、あらゆる境界を越え“人間”と対峙する。29年もの歳月を経て届いた、中国からの手紙。それを発端として交渉を依頼された勇午は、文化大革命の傷跡を人間関係に見る――。
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世界一の交渉成功率を誇る交渉人(ネゴシエイター)「別府勇午」(べっぷゆうご)。日本のビジネスマンが反政府ゲリラ集団に誘拐され、多額の身代金が要求される事件から物語は始まります。巻数を重ねるごとに、アジア地域を中心とした世界各国のテロリストたちとの交渉に挑む勇午。本作品を読むと、人命を第一優先とする交渉の難しさがよく分かります。
中東のテロリスト集団による邦人人質事件で、日本もまさにテロの脅威にさらされています。マンガの中の世界が現実のものとなってきた今、思わず勇午のような交渉人がいることを切に願ってしまいます。
「ゴルゴ13」など国際情勢や紛争が舞台の作品が好きな方にもおすすめのシリーズです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
勇午が凄すぎる…板に標本張りに何十本と言う釘で打ちつけられてんのになにこの回復力。痛みをコントロールと言うより、ずば抜けて強靭な死なない肉体を持ってるタイプ。
シリーズ1作目になるのかな、アフタヌーン掲載分の中には勇午の過去に直接触れるエピソードはなかった。妹がいるようだ、と言う事くらいで。
Posted by ブクログ
とりあえずアフタヌーン版を一気読み。
よくここまでぶれない主人公を描けるなあ。
宗教・人種・国籍、問題が複雑に絡まりあった舞台での「交渉」はスリリングで読んでいて面白い。拷問もまあ色々……一番キツそうだと思ったのは塩漬け。ああ、嫌だ嫌だ。
Posted by ブクログ
世界各国を相手に活躍するネゴシエイター勇午が主人公。
世界中の言葉を駆使し
あらゆる相手を対象に交渉を成立させていく。
だんだんと宗教じみてきてるのが
ちょっと気になるところだけど
深い内容で楽しめます。
爽快感はないけど知的な楽しみに。