【感想・ネタバレ】勇午(5)のレビュー

あらすじ

ロシアに幽閉されている少女・ナージェンカ奪還の依頼を受け、極東ロシア・ウラジオストックに降り立った別府勇午(べっぷゆうご)だったが、既にロシア当局が監視の目を光らせていた。かつて、父が母の密告により西側のスパイ容疑で逮捕された、暗い過去を持つロシア近代史専攻の女子大生・リューバと出会う勇午。リューバは勇午の熱い意志に触れ、交渉の鍵を握るであろう東シベリア会社の革命直前記録を探す為にハバロフスクに向かう。一方、勇午はロシア当局の監視網を抜け、調達したKGBの制服に身を包み、シベリア鉄道に乗り込んだ――!

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世界一の交渉成功率を誇る交渉人(ネゴシエイター)「別府勇午」(べっぷゆうご)。日本のビジネスマンが反政府ゲリラ集団に誘拐され、多額の身代金が要求される事件から物語は始まります。巻数を重ねるごとに、アジア地域を中心とした世界各国のテロリストたちとの交渉に挑む勇午。本作品を読むと、人命を第一優先とする交渉の難しさがよく分かります。

中東のテロリスト集団による邦人人質事件で、日本もまさにテロの脅威にさらされています。マンガの中の世界が現実のものとなってきた今、思わず勇午のような交渉人がいることを切に願ってしまいます。
「ゴルゴ13」など国際情勢や紛争が舞台の作品が好きな方にもおすすめのシリーズです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

勇午は自分が拷問される意味が解っているから耐えられるのか。耐えた先に自分の仕事である交渉に入る余地が生まれるから、拷問は彼にとっては必要不可欠の通過儀礼みたいなものなだな。しかし凄い精神力だよ…早く彼の過去のエピソード出てこないかな。

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2015年04月23日

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