あらすじ
テレビアニメ&実写映画化も話題の大人気コミックが描き下ろしページを加えた新装版で登場! 祖父の訃報を聞いてかけつけた、ダイキチが出会った見知らぬ女の子、りん。小さな彼女はなんと祖父の隠し子! りんと暮らすことを決意したダイキチの手さぐりの子育てスタート。6歳児と独身30男が繰り広げる、なごみ系ちぐはぐ☆LIFE。案外、この世界も悪いもんじゃないって、りん、君はしっているかい――?
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Posted by ブクログ
映画を見たので原作が気になって読み返し。
大吉は勢いとは言え、
多くの人が難しく感じ避けるような、
それでも本当はそう言うことが正しいと思っていることを
しっかり口に出し実行できる、とても尊敬すべき人だ。
無口でもりんどうを摘みおじいちゃんにあげようとするりんはとても可愛らしくいたいけだ。
会社と保育園の往復が辛いと思ったときに
りんを投げ出すのではなく、
それまでバリバリ仕事をしていたようなのに
課を異動したいと希望を出す
という思い切りもまた恰好良い。
中々出来ることではないと思う。
子供を育てるために自分を犠牲にした、という
大吉のお母さんの言葉は、これもその場の勢いも
あっただろうけれど子供としては刺さる言葉でもある。
産んでくれなんて頼んでない、と買い言葉に
発展しかねない言葉だ。
言霊という言葉を使って、口にしちゃいけない言葉
と言う後藤さんがなんだか素敵だ。
話を聞いた大吉が、
今犠牲じゃないって言い切るのは嘘くさいから
何年か後にそう思えたらいい
と思うところもとても好き。
会社は大吉がいなくてもそのうち落ち着くけど
りんのことはそうはいかない。
そう大吉が思っていてくれていることが嬉しい。
この辺りのこと、見失ったり板挟みになったりする人はとても多いと思うので。
りんが寂しがるから長生きしなきゃ
生活を改めなきゃと思うところも、
なんだかんだで大吉がりんに与えるばかりでは
ないんだろうなと思える。
おじいちゃんの家でモデムを見つけるのも
ちょっとした謎解きで続きが気になる。
大吉は常に、押し付けがましくなくりんの自主性に任せつつも
りんが選んだときにそれに応えられるように
りんのために道筋を整えようとしてくれて
本当にとても素敵だ。
思わぬ若い叔母が
死んだ祖父の隠し子の女の子(6歳)、親戚でも引き取ろうという人が出ないので、主人公のダイキチ(30歳で独身)が義憤を感じて引き取るのですが、当然ながら分からないことだらけで、結婚経験はあっても子なしの私にとっては、それなりに身につまされる話でした。
保育園の問題等々、幾らでもあるでしょうしね。
Posted by ブクログ
おじいちゃんの葬式に行ったらおじいちゃんの隠し子がいて引き取ることになった大吉
凛との生活がスタート
部署を変えてもらう
保育園で四苦八苦
コウキくんとコウキママ
まさこの手がかりはほとんどなく、、、
いきなりふたりぐらし
祖父の葬儀後、いろいろあって女の子を引き取った男性の淡々としながらも子育てでいそがしくなる日々を描いたハートフルストーリーの第一巻。
主人公の河地大吉(かわちだいきち)は母方の祖父の葬儀のため有給をとって来ていた。
祖父の家に入るとそこには知らない女の子が。
いとこの子供だと思った彼女の正体は祖父の隠し子だった。
母親からしたら年が随分離れた妹になるし、ダイキチからしたら随分年下の叔母ということになる。
葬儀後その少女、りんの今後について話し合う一同。
しかしあくまでもそれはそういう姿勢やポーズというだけで、本当は最初から彼女を施設に入れることが決定しているような雰囲気だったことを感じ取ったダイキチはりんを引き取ることを決意したのだった。
しかし子供にまったく縁のない独身男性であるダイキチにとって女の子の子育てというものがわからない。
四苦八苦しながら彼女の保育園の手配をしたり仕事の配置転換を願い出たり大変な毎日。
ただ、りんと少しづつ心の距離を近づけていくことに嬉しさを感じるのだった。
実写映画化、アニメ化などした本作。
そちらを見たことがあっても原作漫画は読んだことがなかったので読めてよかった。
好きだったのに
正直にいうと最後の終わり方に不満があります。
幼少期のお話は好きでした。
りんと大吉の関係は親子関係に近いものであって、恋愛関係ではないと思っていました。
しかし最終的に恋愛関係になるのです。大吉はりんを小さい頃から見ていて育ててきて、そんな目で見るようになるのでしょうか?甚だ疑問です。とても残念な終わり方でした。