【感想・ネタバレ】老人と海のレビュー

あらすじ

初訳から60年、まったく新しい「老人」の誕生! 数カ月続く不漁のため周囲から同情の視線を向けられながらも、独りで舟を出し、獲物を待つ老サンチャゴ。やがて巨大なカジキが仕掛けに食らいつき、3日にわたる壮絶な闘いが始まる……。原文を仔細に検討することによって、従来の活劇調の翻訳とは違う「老人」像が浮かび上がる! 決して屈服しない男の力強い姿と哀愁を描いたヘミングウェイ文学の最高傑作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大魚に引かれながら身体を痛められながらも、自らの成功がだんだんと無になる様をまざまざと見せられながらも、決して諦めない姿がたまらない



大魚との戦いのさなかにふと見上げた空に飛行機があって、飛行機から見る景色はどういったものだろうと独りごちる姿にはっとする。
海や魚との戦いぶりについてはまさに経験豊富で知らぬことなど無く、まるで恋人みたいな理解を示すのに、他の世界に対してはそうではない。
狭い世界で自分の役割を突き詰めた男の格好良さを表すのになんて秀逸な対比なんだと感動。

おじいちゃん、かっこよすぎるよ

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2022年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤の内容は無知なのもあるだろうけどあんまり面白くなかった、けど海に出てから、特にカジキを釣り上げるまでの話は手に汗握る展開で面白かった、その後サメにどんどん食べられていくところは絶望を感じながら読み進められたし、総じて良かった。
じいさんがパワフルすぎるのがとにかくカッコ良い。

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2025年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「久しぶりに読んだらめっちゃ良かったです!ぜひ読んで下さい!!」

と高校生が目をランランに輝かせて勢いよく言われ、そういえばちゃんと読んだことなかったな、と思ってよんでみよっかな~と。いう淡い気持ちで読む。
読もうとする動機は、ただ、目の前の興奮に感化されて。

なので、最初、老人と海...少年?...また海、老人とタイトル通りのお話。いったん休憩。やぱい。疲れた身体には、ちょっと睡魔が勝ってしまう。

再度1か月後に読んだ。半分くらいで、スラスラ読める。いつもまにか老人を応援している自分がいる。一緒にハラハラする。時々、老人の一言に感心する。
なんだかいい世界。

そうして、いい感じになったところであとがき。えーーーーこんな薄い本だったの??と驚き。


P109
「だが人間ってやつ、負けるようにはできちゃいない。」老人は言った。
「叩き潰されることはあっても、負けやせん。」

勧めてくれた子もこの一文を読んだだろうか。
そうであったら、このうえない嬉しさがこみ上げる。

勧めてくれてありがとう。いい出会いでした。
また再読したいな。

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2023年09月01日

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学びは、漁の周りの漢字の読み方とか魚の部位の漢字とかが勉強になったし、英語を翻訳してるから?長さの単位とか(ft、mile)の一般常識的なものも知れた、あとイルカがなんで跳ねるかの理由とかも知れた!
感想は老人視点での海(湖?)の美しさ、楽しさ、とそれでも過酷で厳しい部分が伝わってきて沖でひとりぼっちの雰囲気を味わえた気がした所と、老人の漁(仕事)に対する向き合い方が終始共感できて、とても人間らしいと感じました!

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2023年08月02日

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ネタバレ

備忘録的キーワード

孤独、承継、プライド、年輪、衰え、衰えの認知、少年の成長、師

自分の尊敬する人の成功を周りに知らしめたいとする心理。

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2022年10月10日

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ネタバレ

有名な作品で物語自体は知っていたが、初めて読んだ。
物語自体はシンプルだし、わかりやすいが、無常観や虚しさなど複数のテーマが上手く詰め込まれている。

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2025年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2022/09/11

【感想】
老人と魚とのシーンはハラハラした
解説の「言ってしまえばそれだけの話で」というのは本当にその通りなのに、引き込まれた
事実としては悲しい終わりと思うけれど、老人はいつも通り愛するライオンの夢を見ているということは悪い終わりではないのだなと感じた

【好きな言葉・表現
もちろん運がいいに越したことはないが、まずは正確を期していたい。それでこそ、いつ運が来てもいい。(P32)

考えることは一つだ。いまやっていることだけ。くだらんことを考えてはいられない。(P49)

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2022年09月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

カジキ釣るまではあんまり盛り上がりがなかったけど、釣ったカジキを鮫に狙われ始めてからは熱かった
その状況と結果に悔しいって思った
でも老人・サンチャゴはあんだけ必死に戦ったのに最後は深い悲しみにくれるでもなく疲れてぐっすり眠りについたのは、それまでの経験とか解説でも書いてあったように独り言を言うことによって精神を保ってたってこと?戦いといえども、漁は生活の一部だものなあ
不漁続きの上での大物とは言え、それで精神いっちゃってたら耐えれんよなあ

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2022年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ひたすら「老人VS魚」で何度も飽きたけど、最終的には読んでよかったと思う。
考えすぎそうになりながら、心が折れそうになりながらも、何度も頭をスッキリさせ直しては戦いに挑んでいく老人。かっこいい。
しっかり自信があって前向きなところもいい。馬鹿の前向きさではなく、思慮深くかつ経験を積み重ねてきたからこその前向きさ。
少年がいればなあ、と何度も思うのも、人間らしいし自分を過大評価していなくてかっこいい。
海や魚に敬意を持って、自分の信念を持って向き合っているところも素敵だ。

最終的にはぼろぼろで帰宅して結局何も得られなかったかのようだけど、「そんなことはない、大きな出来事だった」と感じられて気持ちがよかった。
彼の戦いも、その偉大さも、その傷だらけの手と獲物の大きな骨に残されている。そしてそれを人々がちゃんと見つめている。大きな意味がある。
どんな生き方をしたいか、どんな人間でありたいか、どんな生き方をする人をかっこいいと思うのか、見つめ直せる作品だった。

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2022年01月21日

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