【感想・ネタバレ】アルセーヌ=ルパン全集8 ルパンの告白のレビュー

あらすじ

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超一流の探偵としても活躍するルパンがその本領を存分に発揮する短編集。「太陽のたわむれ」「結婚指輪」「影の合図」など9編。

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Posted by ブクログ

ルパンシリーズは、長編よりも短編の方が冴えるのかもしれない…と思った。
少なくとも私にとっては、奇巌城よりは面白かった。

唯一、「地獄の罠」を除いて。
「太陽のたわむれ」「赤い絹のスカーフ」では、ルパンの推理力が冴え渡り、相手方よりも常に一方上手を行くのに、このストーリーでは、犯人の仕掛けた罠にまんまと嵌り、絶体絶命のピンチにまで陥っている。
それまでのストーリーからのイメージで行けば、罠に嵌るより先に、相手方を罠に嵌めちまう…か、若しくは、まんまと罠に嵌った風を装って、どんでん返しの鮮やかな切り返しが出て来るのを期待してしまう。少なくともホームズならば、こんな罠に嵌る…とは到底思えない。

その辺りがルブランの詰めの甘さかもしれない。
あまりに一貫性のない行動パターンは、結果としてルパンの人柄が掴み難い…と言う大きな欠点が出て来てしまう。

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2013年08月14日

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