【感想・ネタバレ】AWAY-アウェイ- 1のレビュー

あらすじ

2033年3月末のある朝、中学生・一紀(かずき)と子どもたちは、周囲の大人が消えてしまったことに気づく。子どもだけの世界となり、予想もできない日々が始まるが…?衝撃の本格SFストーリー!
小松左京の短編「お召し」にアイディアを得て、萩尾望都が広く深く世界を描く意欲作です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ロボットアニメとか児童小説とかでは、何らかの理由で大人がいないか極端に少なくなり、子どもたちだけの力で難局を乗り越える、という筋立てはよく見かけるのだけれど
その子どもたち、大概は幼くても3~4歳で、言葉は通じるし自力で食事も排泄も出来て(まあトイレの場面はないんだけどさ)、赤ちゃんとか病児への対応は考慮せずに物語は進んでいった
この作品でも、設定を近未来にすることで、エネルギーインフラが人間の手を経なくても途絶えなかったり、中高生が運転や消火活動が出来たりと、ファンタジックな側面はあるのだけれど
実際に、今この現代地球でそんなことが起こったら、とリアルに想像できてしまうところが怖い
殺人と赤ちゃん死亡はショッキングだった
HOME側の大人たちの立場は、怖すぎて想像のソの字もできない
(2019-12-24L)

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2020年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これはもう、「怖い、実に怖い」としか言えないくらいの恐怖を覚える内容です。まぁ怖がってばかりでも進まないんだけどさ。

大雑把なあらすじをすると、小松左京「お召し」にインスパイアされた、基本設定を少し変えた物を、ベテランSF漫画家がマンガにしました!

突然隔絶された2つの世界。もとは1つだった世界が、突然「18歳未満の人間しかいない世界」と「18歳以上の人間しかいない世界」に分けられてしまった。しかも、その世界の分け方には、年齢以上の法則性があるらしい。

大人と子供の世界が分断された。突然、子供を失った親は、冷静でいられるのか。突然、大人を失った世界に生きる子供は、生きる術を身に着けることができるのか。どちらの世界にも、それぞれの事件が起こり、穏やかに過ごすことの限界を知る。

とまぁそんな感じで、未知の力(と言い切っていいものかどうなのか)に翻弄される人間の話です。でもこの「隔絶された世界」ってのが、現実にも若干ダブる部分があるんだよね。違う世代の人間を理解できないことを、「宇宙人」と揶揄することもあるし。まぁでもこれはそういう話にはならないとわかりつつも、思い出してしまうのでした。

実は、1巻の半分を読んだくらいだと「意外と早く終わるかもしれない?」と思って見たが、後半を読み進めていくと、「いや、これは如何様にもなるなぁ…」と思い直したのでした。これを毎月待ちながら読むのも、結構つらいなぁ…。単行本でまとめて読むから、やや心が落ち着くような気もする。とりあえず、続巻を待ちます。もちろん、心して正座で。

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2014年09月24日

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