【感想・ネタバレ】マリシャスクレーム ‐MALICIOUS CLAIM‐のレビュー

あらすじ

消費者意識が高まる中、それに付け込んだ非人間的かつ悪質なクレーマー ── IPBCの存在が企業の倒産リスクを高めるまで問題化していた。これに対抗すべく起ち上げられたのがエマージェンシーカスタマーセンターである。 センターには常人には耐えられぬ、鼓膜を突き抜ける怨嗟の声が渦巻く。それに微動だにしない青年がいる。榊原常光、唯一の対IPBCのプロフェッショナル。狡猾かつ理不尽な相手に、それ以上に狡猾にそして冷酷に追い詰めていく常光。だが、今までにない異常な相手が現れ──。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!
いくつかの企業の悪質クレーム対応をカスタマー統合して対応する特殊組織が設立され、持ち込まれる特殊クレーマー(IPBC)に対処。
IPBCはクレームを付け続けて電話対応者を精神的に追いつめ、PTSD、最後は死に追い込むので普通の人には対応できない。
会話の持っていき方に、怖さと先を知りたい欲求で一気読みでした。

対処の仕方は本書のように、先読みと記憶力と正面対応しない事なんだろうなぁ。
こんな世界もきっとあると戦慄しました。

折角変わったメンバーが多く居るのに活躍がなくて残念。
あとヒロイン多すぎ、主人公モテすぎにびっくり。
誰の事も意識してないし、今後もくっつかないと思われるが、宮ノ内さんには憧れや羨望があっても別世界の人として手を伸ばさないだろうし、共感性が高いのは呉道さんだけど、相容れない。
突発参戦の上司と女子高生は眼中にないだろうし、江東さんは同期友人枠で完結してそう。特に彼女は『私だけは分かってる』感が強いので、それを表に出したら榊原はきっちり一線引きそうでもある。
恋愛より、他メンバーそれぞれのクレーム対応をもっと読みたかったな。
続編出ないかな!

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2024年10月25日

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