あらすじ
バラクシン第四王子フェリクスとその婚約者サンドラの御伽噺に巻き込まれたミヅキとエルシュオン。当人達に悪意は無かったが、二人は礼儀知らずの彼らに王族としての現実を思い知らせ、粉砕した。終わったかに見えたバラクシンでの一件。しかし王子を操った犯人を辿ると、バラクシン王家と敵対する諸悪の根源、教会派の存在があった。自分だけではなく、エルシュオンにも向けられた教会派の悪意をミヅキが見逃すはずはない。やがて協力者となる人物も加わって……!? 「利害関係の一致って素敵な絆よね!」ドS魔導師が送る異世界ファンタジー、待望の第九弾、ここに登場!
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匿名
魔導師は絶好調
魔導師のミヅキはノーランドのイリーネ姫の罠を逆手に取って追い詰め撃退。その後の報復を予想して罠を張り待ち構えつつおのれの遊びの為の玩具=獲物を痛ぶり尽くす外道ぶりそんな姿をこの後おバカな姫の婚姻相手となりそうな王子のいる各国への連絡と報告も忘れずにする用意周到さはさすがです。あっぱれ万歳
Posted by ブクログ
表紙にも登場の『聖人』がいい味出してます。バラクシンの教会派貴族を〆る協力者に(無理やり)される良心的な幹部なのに、ミヅキのせいで斜め向うに壊れるかわいそうな人。教会としての結果はいいが聖人にはされるし、ノリがいいのがミヅキ的にはバッチリ?聖人的にはガックリ?
全編楽しそうなミヅキのお仕置きに、エリュシオン王子も珍しく全編出場で美味しい一冊です。親猫扱いがドンドン他国にも漏れてます。
番外編1『結果を出すには裏工作が必要です』バラクシンにて、カトリーナからフェリクス王子を強制的に母子離れさせる=カトリーナをミヅキがざまぁする話。
番外編2『変わらぬもの、変わりゆくもの』キヴェラにてサイラス視点の7巻の後日談。