あらすじ
世界が私たちに恋をした――。別に一緒に暮らさなくても、二人がたどる道はいつも家路で、二人がいる所はどこでも家だ……。互いにしか癒せない孤独を抱え、剥き出しの世界へと歩き始めた恋人たちの旅立ちを描く。限りない清らかさと生きることの痛みに彩られた、静謐な愛の物語。[挿画・MAYA MAXX]
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Posted by ブクログ
忙しない私の日々とはかけ離れた、ゆっくりと時間の流れるこの本に、すごく癒された
まなかという名前が、世界の真ん中にいるっていう由来で、友人のまなかを思い出した
Posted by ブクログ
吉本ばななさんの思いや伝えたいことが表れている一冊なのだろうか。
イルカの壮大な景色を人間に写しているところがすごいと思った。なんだか心にぐっとくる表現があって、ああやっぱり吉本ばななが好きなんだなと思った。
彼女にしかない言い回しだったり喩えが本当に好きだ。
世界を高いところから自分が神様になったかのような視点で見る経験をこの本の終盤にわたし自身、した。
壮大なスケールで物事を、この世界を見れた気がする。
こういう気持ちを、こういう本を読んだ時にすごいとしか表現できないのが悔しい。
自分の、自分だけの言葉で表現できるようになろう、
涙が流れました。
終盤のオリーブのところで、。
「たった一匹の小さな犬なのに、今になってこの人生にオリーブが、人生の中でとても大きい存在に驚く。」
「そんなに長くは生きない小さな犬に生きる力をもらったものもいる」
「あんまりにも心がひまだったので」という表現がすき。
心がひまー心が忙しい
新しい言葉。
心がいっぱいで、胸がいっぱいです。
Posted by ブクログ
裕志の、起こりもしていないのに、その先起こることを不安に思い続けてしまう気持ち、とてもわかるなとなった。読み進めていくうちに、彼が抱えていたものがすごすぎて、息が詰まった。それでも、彼女や、犬のオリーブが彼の存在を肯定して、暗い気持ちを光に導いてくれたのだと思う。
2回目のハネムーンでの、夕方のショッピングモールでの光景描写は感動した。メモをたくさん残すほど、今回も素敵な描写がたくさんあった。
釜揚げうどんの話も大好きだ。私も影響されて、夜中に食べる。熱くってほんとに美味しくって、啜るたびに生きている心地がした。そうやって、自分が食べたいものを食べて、自分が話せる時に誰かに話せることが出来て、体に風が通り抜けるような感覚になるのだと思った。