【感想・ネタバレ】サウスポイントのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年12月01日

家庭環境には恵まれなかったテトラと珠彦。
二人の初恋と再会の物語。
素敵な、神秘的な物語に心洗われました!

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Posted by ブクログ 2018年05月09日

ハワイ島もう一度訪れたい。

ばななさんの小説はわたしを癒す。
今回も心が静かに着地していく。
でも、
まだ、足りない、もっと読んでいたい。

p231
でも今は古くから見ていた夢の中でまどろんでいよう、そう思った。やがてその夢の力が私を支える日がくるだろう。そんなふうにこの島は、あの世とこの世がと...続きを読むても美しい結び目でつながっている不思議な場所なのだから。
私はあの日、サウスポイントではっきりとそれを見た。

p229
大丈夫、大人がふたりでいるだけなんだから。これから起こることは、全部自分のせいなんだから。もはや親のつごうではないんだから。

こんな、やわらかくも強い言葉が紡ぎ出される物語が私は好き。
たおやかさ。

退廃的な、うら寂しさを感じたヒロのまち。
日が傾いてて、日陰になった野っぱら公園にも人は少なかった。田舎の貧しさみたいなものもあったな。一度だけ行ったことがある。
ここは、その時の私には、必要ではない場所だった。

今の私が訪れたら
どんなふうに感じるのだろう。

もう、海外はいいや、って思っていたけど
ハワイに確かめに行きたいな。

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Posted by ブクログ 2015年07月12日

珠彦くんとテトラの関係、珠彦くんのお母さんであるマオさんの強さに、とても癒されました。ばななさんの作中に出てくる人々の価値観って奇抜だけどあたたかくて好き。


”じっくりとあきらめていくのは、たまになにもかもが昔に戻ったような、これからなにもかも良くなっていくと錯覚させるような希望の瞬間があるぶん...続きを読む、急にあきらめることの何倍も悲しいということを私は知った。”

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Posted by ブクログ 2012年09月01日

久しぶりに好きなばななだった。
いつもの暗い要素(複雑な家庭、変人の親、変り者の幼馴染の男子、など)はありつつも、あまり神様臭いことも弱くて、よかった。ハワイだから最近の暗さが少し軽減されたのかな。
ユキヒロのお母さんが、ばなな作品によくある、豪快な強いお母さんで、やっぱりこころ強く惹かれる。
ハワ...続きを読むイ行きたい!!

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Posted by ブクログ 2012年05月11日

なんとなく懐かしい感じがするなーと思っていたら、大好きな「ハチ公」の続編でした。まさか続編に出会えるとは思ってなかったので、しみじみと読みました。お気に入りの作品です。

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Posted by ブクログ 2012年02月11日

大好きなハワイをアタマに浮かべながら読む。
ご褒美みたいな小説。
ずっとウクレレが流れていそうなおはなし。

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Posted by ブクログ 2019年01月21日

あらすじだけ読んだら何てことないんだよね~。小学生のころの初恋の相手に大きくなって再会したというはなし。
だけど、よしもとばななの文章はどうしてこんなに心に染み渡るんだろう。
平易で、優しい言葉で紡がれる、まさに紡ぐという言葉がピッタリの文章が、いつどんな気持ちで読んでも、その時の自分にちょうどいい...続きを読むかたちで寄り添ってくれる。
何か所かで涙し、何度も立ち止まり言葉を反芻しました。
やっぱり、ばななさん好きだわ~。

この作品全体に流れるウクレレの響き、ハワイの光と風に癒されました←聴いたことも行ったこともないけど。
ウクレレ弾いてみたくなったけど、ハワイの自然と溶け合う音と書かれていたから、日本で弾いてもダメダナ・・・

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Posted by ブクログ 2016年02月26日

吉本ばななは、人間の細かい心情だけでなく、自然の繊細な美しさを描くのにも非常に長けていると実感した作品。まだ訪れたことのないハワイに行きたくて仕方なくなった。

現実はそんなうまくいかないよ、と突っ込みたくなるぐらいファンタジーな物語であるが、距離は遠く隔たっていて連絡もしていなくても、強い「念」に...続きを読むは人と人をつなぐエネルギーがあるというくだりには、若干の勇気をもらった。

また、同じ状況であっても、不安を感じるテトラと、愛をまっすぐ信じる珠彦、という対比も、愛のよろこびと不安に対する男女の捉え方の違いを表している。

繰り返しになるが、確かに夢物語ではある。だが、いずれ思いを馳せる人と行きたい場所が増えたという意味で、未来に一抹の光をあたえてくれる作品だった。

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