【感想・ネタバレ】Blue Rose-榎田尤利作品集-のレビュー

あらすじ

僕は愛を売るんだ──青山にある、看板のないバー『FILAMENT』。そこでは花のオーダーができる。蘭、白百合、向日葵、カラー、そして薔薇。なかでも最も高価な花は青薔薇で、その花について詳しいことは知らされない。愛を売る青年、青の物語が始まる──! ※本作は過去に配信していた『Blue Rose』『Sleeping Rose』に書き下ろし『Weeds』を新たに収録したものです。

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青の抱える抱えきれないほどの葛藤と重圧が。愛されたかった必要とされたかった寂しかった、幼少期に覚えた孤独が青を歪めてしまい義父への「依存」を愛だとそれ以外何もいらないと盲信させてしまったのは誰に非があったのか。否、本当に「愛」ではあったのだけれど。。男娼設定故に複数と関係を持つ事を先刻承知で手に取ったものの、う〜ん読んでて正直気分は良くなかった。なはずなのに止めることは出来ず青が一体何を感じ欲しているのをどうしても確かめたい一心で一気に読んでしまいました、さすが榎田さん(パチパチ)ってことですよね。結局青の自虐的な思考や感性を理解するのは難しかったけれど心に一石投じられた感じで「愛すること」「愛」って何だろうと考えさせられます。私にはトオルが一番共感出来る安心標準キャラ(?)で他出演者はかなり強烈な個性を放ってますがそれぞれに味があって、榎田さんの作り出す人間も好きだなぁと本作読んで痛感。結論から言えばハピエンではありますが、、複雑な気分になる本作、読み手により好みは分かれるかもしれませんね、私はナンダカンダで感動し結構なお気に入りの一作となりましたが。

1
2015年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★3.5。
短編連作もの。高級男娼の受け。最初の話が一番BLっぽくて安定してたかなぁ。介護について、ちょっと考えさせられて、自分が介護する立場になったらもう一度読みたいと思う。

売春ものなので各攻めとのエロシーンはあるものの、だからこそ最後の最後まで幼なじみとは身体を重ねなかったのが良い演出だと思った。流石。

新装版に書き下ろしがあって良かった~。シリアスな本編からふっと力が抜けるような感じで、穏やかな未来が今度こそ見えそうですね。

0
2016年10月27日

Posted by ブクログ

榎田さんの初期作品で男娼もの。JUNEぽい暗さが割と好きだったんだけど書き下ろしが…うーん。両思いなの?そこは微妙な関係のままがよかったな、個人的に。急にラブラブハッピーエンドのBLになっちゃった感が。ちょっと薬物は…だったけど過去の義父とのエピソードはよかっただけに残念。高階さんの絵柄の青がめちゃめちゃ色っぽかったので☆一つオマケ。

0
2015年10月17日

Posted by ブクログ

不思議な雰囲気のBLでした。
青が抱えてる青が気付いていない深い心の傷。それは何なんだろう?癒すのは誰なんだろう?って2編通して読んで、青が苦しくて私がブルーになった。
書き下ろしが無かったら浮上出来なかったかも。まぁ、無くってもそれはそれで美しいストーリーだったけれど。

0
2013年09月04日

Posted by ブクログ

忘れてたけど多分昔読んだことあるな。
ある意味テンプレでした。
出てくるキャラは全員嫌味がなくてよかった。

0
2013年04月30日

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