あらすじ
浅田はいかにして復活を遂げたのか? 高橋と羽生は絶対王者パトリック・チャンをどのように追い詰めていったか? 長期休養のキム・ヨナに対するジャッジの心理とは? 最高の振付師ローリー・ニコルが浅田と高橋に託したもの――。氷上の華麗な舞、その裏側での激しい戦いを追う、渾身ドキュメント。いよいよ最終決戦へ!
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Posted by ブクログ
バンクーバーからソチへ向けての4年間を、フィギア取材歴20年の筆者が緻密な取材をもとに書き上げたノンフィクション。
彼女が選手たちから信頼を得ているからこそ垣間見せる、意外な素顔にも触れられていたし、過去4年間の各試合の感動が蘇ってくるようで、ところどころ涙ぐみながら読んだ。
気になったのは、039;13年GPFの話題の後、ソチへの展望的な表現が増えていき、全日本には触れずに終わるのかと思ったら、エピローグとして申し訳程度に全日本と代表選考について触れられていて、表現も過去形に戻っていたこと。
1月31日という刊行日を考えると、全日本までに書き溜めておき、全日本後に一気にエピローグを書いたのではないかと思われる。
全日本フィギアに関しては正直物足りない部分もあるので、ぜひオリンピック後に全日本フィギアからソチ団体戦、個人戦の結果を踏まえてもう1冊書いてほしいものである。