【感想・ネタバレ】あとかたの街(5)のレビュー

あらすじ

名古屋大空襲で"生活"を焼かれた木村(きむら)家は一家で岐阜山中の村へ疎開することに。しかし生活は厳しく、ときはいじめにあい、父と長女みねは家を離れて出稼ぎに…。愛知時計電機の悲劇。広島と長崎の原爆投下。そして昭和20年8月15日正午の玉音放送。あとかたとなった街で、あいはどう生きてゆくのか――。日本漫画家協会賞大賞受賞作、ついに最終巻!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

木村家のみんなが誰も死ななくてよかった。波多野さんもせっちゃんも生きててよかった。そしてクラノスケも。
最終巻では、爆撃の怖さよりも、家を亡くした家族の厳しく苦しい生活を描いている。産卵中のカエルですら、食糧の1つとして考えてしまう(さすがに却下だけど)…というところに、切羽詰まった感がありありとみて取れる。

0
2016年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最終巻にしてはちょっとパンチが弱い印象。

空襲で名古屋を焼け出された木村一家は、岐阜の叔母のもとへ身を寄せる。妹は転校先でいじめに遭い、出稼ぎで家族は離ればなれ。食料不足で狩猟まがいの暮らし。

戦争漫画というよりも、現代に通ずる社会貧困がテーマのようにも思える。
「生きることは学ぶことの連続」という言葉が重い。

巻末にこうの史代とのインタビューがあるも興味深い。
絵柄は正直あまり好きじゃなかったのだけど、なぜか、異常に迫力のある作品だった。

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2015年11月21日

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