【感想・ネタバレ】北の狩人のレビュー

新宿・ハードボイルドといえばご存じ『新宿鮫』ですが、「鮫」だけでなく「狩人」もいたのです。本当に恐ろしいところです、魔都新宿。
「狩人」の名は梶雪人。秋田からやってきた彼は一見、純朴な田舎者。物語は彼があっさりとボッタくりバーに連れられていくところからスタートします。「やめとけ!」とつい声が出そうになりますが、彼には虎穴に入る理由があったのです。それは新宿の闇に葬られた12年前のある事件に関わる、決してほじくり返してはいけないものでした…。
続巻の『砂の狩人』『黒の狩人』はそれぞれ主人公が違うので、本作の「狩人」にもう出会えないのが少し残念なくらい、読み応えのある作品です。コミカライズ版『雪人 YUKITO』は若干ストーリーが異なりますので、続巻もコミックもぜひ合わせてお楽しみ下さい。

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購入済み

大沢作品中最高傑作の一つ

2021年01月04日

この本は面白い。

狩人シリーズの第一作。主人公はマタギの血を引く若き狩人雪人。十二年前に殺された父の謎を解くため雪人は新宿にやって来る。そこで出会った美しい少女杏。己の信じる正義のため駆け回る佐江。正義より更に根源的な義のため命を賭す宮本。

この作品には愛も正義も友情も野望も、男の格好良さの全て...続きを読むが詰まっている。
個人的には狩人シリーズの第一作にして最高傑作だと思っている。面白い。

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購入済み

大沢ワールド

2014年07月14日

ハードボイルド最高や!

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