あらすじ
誰がお菊を殺したんでェ。最愛の妹の命を奪った下手人を追って、大店の若旦那の地位を捨てた、人呼んで「泣きの銀次」。若き岡っ引きは、物言わぬ死体の声を聞いて涙する。お侠(きゃん)な娘、お芳の健気な想いを背に受けて、めざす敵は果たして討てるのか? 鮮やかな筆が冴えわたる女流時代小説作家の人情捕物帳。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
宇江佐真理「泣きの銀次」、2000.12発行。老舗・小間物問屋「坂本屋」の若旦那であり、かつ八丁堀の泣き銀と呼ばれる岡っ引きでもある銀次28歳と坂本屋の女中お芳17歳の長い長い道のりのラブストーリーです。
Posted by ブクログ
2019/4/21
被害者を見て号泣する岡っ引きっていうのは素敵なんだけど、時々登場人物の感情について行けない場面があった。
家族が毒殺されたのなんか、大事件の割には軽めに流された。
おかん復活してるのすげぇ。
嘆いてる場面もなく喧嘩とかしてるし。お芳追い出してるし。
お家が大事やし、今より人の命が軽かったからかなぁとか思ったけどなんか肩すかし。
こっちはモヤモヤしてるから一緒に先に進めなくて置いてけぼりやった。