【感想・ネタバレ】時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)のレビュー

あらすじ

館に閉じ込められた江南(かわみなみ)たちを襲う、仮面の殺人者の恐怖。館内で惨劇が続く一方、館外では推理作家・鹿谷門実(ししやかどみ)が、時計館主人の遺した「沈黙の女神」の詩の謎を追う。悪夢の三日間の後、生き残るのは誰か? 凄絶な連続殺人の果てに待ち受ける、驚愕と感動の最終章! 第45回日本推理作家協会賞に輝く名作。(講談社文庫)

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ネタバレ

トリックがかっこよすぎる!これが世紀の大仕掛けか…!しびれるね。
十角館の構成と若干似ている気がするが、そんなものは些細な問題である。全く破綻のないストーリーに脱帽した。
館シリーズ特有のもうひとつ外側、メタ的な部分に仕掛けが欲しかったのはあまりにも欲張りか。

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2026年05月30日

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ネタバレ

十角館に継いで著名な館シリーズと聞いていたが納得の傑作。十角館よりも規模が多くトリックとしては数段出来がいいかも知れない。

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2026年05月29日

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ネタバレ

これぞまさに館ものミステリーに求めるものの詰め合わせ!最後まで犯人が誰だか分からなかったし(自殺の場面あたりで怪しんだけど)。綾辻小説ならではでポンポンと人が死んでいき、瓜生君まで死んでしまった時は、あーと思った。

時計がずれていたというのも、実は穴に落ちて死んだのは永遠ではなく犯人の娘だったというのも、どうして最後埋められていた人がいたのかも、綺麗に伏線が回収されてお見事であった。

そして何より、七色に輝きながら崩壊していく館、鳴り響く鐘、そして針に貫かれて絶命する犯人と、館ものに求める最高の美しいエンディングであった。

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2026年05月23日

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ネタバレ

旧版は25年以上前に既読。解決編ので傍点の嵐は、これぞ新本格!って思っちゃいました。こうでなくっちゃね。新館と旧館の関係が分かった後の大々的な検証作業が「どうだ!」って感じでいいですね。その大ネタはぼんやり覚えていたのだけど、この「時計館」が作られた理由や犯行の動機が美しく整っていて、この上下巻を締めくくるにふさわしいと感じました。日本推理作家協会賞受賞にふさわしい大作です。新装改訂版あとがきで本書の構想の経緯が読めて眼福の至り。

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2026年05月12日

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ネタバレ

神がかり的なトリックだと思いました。
理不尽なトリックでもなく作中でしっかり時間トリックの違和感を書いてるのでアンフェアではなくフェアだと思いました。
叙述トリックではなく読者が推理する余地があるのに解けなかったのは悔しいです。

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2026年04月09日

ネタバレ 購入済み

今回は犯人が分かりきってると思っていましたが、やはり綾辻先生の仕掛けに驚かされました。犯人に仕立て上げられた青年を気の毒に思います。

#ドキドキハラハラ

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2026年03月16日

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ネタバレ

素晴らしい。

個人的には十角館よりこっち派。

まさに"時計館"の殺人なのである。

その名に恥じないトリックも然る事乍ら、終始違和感を感じる文面,会話,進行が逆に心地よい。

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2026年04月29日

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ネタバレ

もし自分が正しいと思って生きていた時間軸が外とは異なっていて、夜だと思って外に出たら朝だったら、どんな気持ちになるだろうか。16歳目前と思いきや、1年も時間が異なっていることを知ったら何を思うだろうか。
現実離れで想像も難しいですが、とんでもなく混乱するのだろうと思います。

館シリーズこれで最後ですが、本当に面白かったです!

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2026年05月20日

ネタバレ 購入済み

ネタバレあり

館シリーズ5作目の時計館の殺人。
旧館内の時間軸と新館や外側の時間軸とが交互に描かれるスタイルは1作目の十角館に通じる描き方です。
前半部分はややスローペース感がありますが、後半に進むにつれエスカレート式に展開が進んでいくのはさすがの一言です。
大元のトリックに関しては、時計が扱われていることから2つの場面には時間差はあるだろうと当たりはつけていました。最初は半日周期のずれかと考えてましたが、旧館内の時間が現実時間と徐々に開きが大きくなる仕掛けという大胆なトリックです。当たり前で考えると気付けない絢辻作品らしいトリックでした。
やや犯人の心情が掴みにくい感じはあります。主に娘の死に追いやった人物への復讐心を持つのは分かりますが、目的の障害があれば、なりふり構わず殺人を実行しており、計画的に見えて以外と考えたらずに感じます。
登場人物の大半が殺されること、また動機に直接関係ない人物の殺人が多いことなど今までの館シリーズではやや後味が悪いかなと初見で思いました。
私的な意見で島田潔こと鹿谷門実の「今日の一本」は好きなフレーズでしたが、今回ヘビースモーカーに戻っちゃいました。そういう面では、結構彼もそれなりにやられた感があったのかもしれませんね
次回作では、また喫煙衝動を抑えつつ華麗な推理を披露してもらいたいです

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2016年02月04日

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ネタバレ

館シリーズをここまで読んできて、十角館の次に好きでした。

しっかりストーリーの誘導するがままに怪しい人物はなかなか見極められず、犯人は最後まで見破ることができず。
ただ時間がずれているというトリックには早めに気がつくことができました。

108個もの時計を、ずれた時間に合わせる犯人の苦労を考えたら途方もないな…なんてしょーもないことを思ってしまった。

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2026年05月24日

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ネタバレ

もうこれ以上になる前に、気づいて!って思ったけど、そういう訳にはいかず、犯人もそんな一筋縄ではいかないだろうな…もしかしてそうかなと思ったけれど、カラクリはすごかった。が、真相を読んでいる時には、目眩がした。

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2026年05月04日

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ネタバレ

大胆すぎるトリック、この発想1つを屋台骨に完成させたのがすごい。
一方で作品の世界があまり好みではなかった。
浮世離れすぎていたり単純すぎる、型通りのキャラクターの登場人物たち。それなりの年齢の女性1人で家事労働をこなしながら9人も襲って遺体を運んで来客までもてなして、大活躍すぎない??と現実的な視点で腑に落ちなかった。

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2026年04月30日

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ネタバレ

犯人の体力がすごい。
毒殺ではなくいくら朦朧としているからって成人男性を撲殺や絞殺など腕力がすごい。
階段駆け上がって若い男性を突き落とすし、雨の中駐車している車をパンクさせるし、その間に客人を接待したりと、寝る暇もなく、とにかく行動力と体力が揃っていなければ連続殺人犯にはなれないなと思ってしまった(笑)
読んでて楽しかった。

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2026年04月08日

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ネタバレ

迫力のあるラストシーン。子を殺された母の復讐劇は、自らの死をもって幕を閉じる。何かと鹿谷を引き留めようとする彼女から怪しさは感じつつも、真相には至らず。お姉さんを失ったときから由季弥の心がすでに壊れていたのだとしたら、彼は不憫でなりません。とても楽しめたので、以降の館シリーズも読んでいこうと思います。良い作品でした。

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2026年03月23日

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