【感想・ネタバレ】時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)のレビュー

あらすじ

館に閉じ込められた江南(かわみなみ)たちを襲う、仮面の殺人者の恐怖。館内で惨劇が続く一方、館外では推理作家・鹿谷門実(ししやかどみ)が、時計館主人の遺した「沈黙の女神」の詩の謎を追う。悪夢の三日間の後、生き残るのは誰か? 凄絶な連続殺人の果てに待ち受ける、驚愕と感動の最終章! 第45回日本推理作家協会賞に輝く名作。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

当初無駄に長いだけの作品はあまり好きではないんだよなー、と上下巻に対して思っていたのですが(『暗黒館』どうしようとは一生思っている)なんと下巻の半分以上が解決編! 思い切ってる‼︎ おかげで冗長な事もなく楽しめました。

危うげな美少年、夭折の美少女、そしてその美少女への狂気的な迄の父親の愛…絵に描いたような美しい幻想でした。
みんな大好き(?)江南君と鹿谷さんが今度は内側と外側に分かれて大活躍!

長めの作品なだけにあまり語られていないと思う部分はあまりなかったのですが、結局の所由季弥がどの位の認知があったのか、姉に対する実際の感情はどれ程だったのか、なんかもっと従兄弟であった部分が掘り下げて語られてないものか等は唯一思いました。でも『水車館』もそんな感じの消化不良あったよねとは思うので。

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2026年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり全員死ぬんかーい!

上巻で予想したトリック、当たってましたね、ドンピシャリ。

そんなわけで、答え合わせの気分で読むこととなった下巻な訳ですが伏線をすごく綺麗に回収してくれて、不満に思う点が一切ありませんでした、素晴らしい。

トリックの内容と犯人までは分かったんですが、あそこまで壮大なオチは読めませんでした。金持ちってすげ〜。お陰様で最後まで面白く読むことができました、ミステリというよりかキャラクターの魅力にやられた感じかな。由季弥と紗世子いいよね、ある意味でしっかり自分を罰したオチでした。

どうやったらこんなに綺麗にプロットを描けるのか、これが1番のミステリかもしれません。

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

※十角館の微ネタバレを含みます

おもしろーーーい!!!泣
しっっっかり騙されたーーー!!!

やっぱり綾辻行人先生の小説を読むと、ミステリー小説を読んだなぁって感じするな…!
ミステリー楽しい……!!

テンポよく人が死ぬ!(言い方)から、ハラハラしながらどんどん読み進められるし、
文章も分かりやすくて、変な癖とか、くどさとかを感じないのと、
これいる?みたいな無駄に感じられる内容が挟まる事もないから、途中で集中力が切れたり手が止まる、みたいな事もなくて、サクサク読みやすい。

人間関係もちゃんと描かれてるんだけどあくまで主軸はミステリーで、バランスがとてもいい。
偉そうな言い方で恐縮だけど、ストレスなく読み進められるので、没入感ばっちり!

そして中村青司の建築物なんだからそりゃ仕掛けはあるでしょうって事前に分かってるのにちゃんと楽しめるのがすごい。
十角館、水車館、迷路館、人形館と通ってきたけど、飽きさせないのがまたすごい。

途中まで犯人は美琴と見せかけて…由季弥…!と見せかけて実は事故と見せかけて婚約者が生きていたパターンか…?!いや待てよ確か川原崎くんが「お前は…!」みたいなこと言ってたからもしや学生の中に動機を持った子がいたパターンか…もしくは十角館の時みたいに実は外部にいた福西くんが犯人というパターンなのか…?!そういえばイヤホンのくだりで紗世子怪しいな…と一瞬だけ思うも時系列表見ると完璧にアリバイあるしなー…これ誰が犯人だ???
と、しっかり振り回されて楽しめました!

旧館と新館で章が切り替わる度に、章のタイトル?に日時を入れないのかぁ、
綾辻先生じゃないかもだけどそうやって場面転換していく小説もあるけど、この作品ではそうしないんだなぁ(「第◯章 八月一日 am10:00 旧館」みたいな)、
そっちの方が分かりやすいのになぁとぼんやり思ってたんだけど
そんなことは絶対に出来ない!というトリックでしたね。なるほどな〜。

バシバシとミスリードされた上で、いろいろな謎とか伏線がしっかり回収されていくのが気持ちいい、、、!
伏線らしい伏線はもちろん、何気ないあれこれがこう繋がるのか……!と。
綾辻先生に騙されるのが楽しくて仕方ない。
なんというか、鮮やか!
最近別作者様の小説で物足りなさを感じたというのもあり、見事に騙されたあとの鮮やかで綺麗な謎解き、これぞ!待ってました!という喜びがすごい。

いま、島田荘司先生の御手洗潔シリーズも並行して読んでいて
館シリーズの「島田潔」というのは「島田荘司」と「御手洗潔」から名付けられていると前にどこかで読んだけど、
真犯人分かっても、警察に進んで進言したり、何でも世の中につまびらかにする事が善!みたいな正義感覚じゃないところも似てるなぁと。
追い求めるのは謎に対する真実のみ、みたいな。
かといって倫理観ぶっ壊れ(人が死ぬのを何とも思わない、放っておける)とかじゃないところも。

それにしても江南くんはなんというか…不憫……!
早く次も読みたいなぁ。おもしろかった!

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時計のトリックが面白い。
時計館が主役なんだから時計の何かしらの仕掛けはあるんだろうなくらいに考えていたが予想外の形だった。

登場人物みんな哀れだ。
ひたすら不幸な噛み合いと狂気とが入り混じって酷い事になってしまって。

江南くんも十角館の件で随分ダメージ負った後にまたこんな酷い目にあって可哀想だ。 
再登場嬉しいななんて考えてたがもう悲惨な事件に巻き込まれて欲しくなさもあるのでそういう意味ではもう登場しないで〜と思う。

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2026年06月30日

ネタバレ 購入済み

今回は犯人が分かりきってると思っていましたが、やはり綾辻先生の仕掛けに驚かされました。犯人に仕立て上げられた青年を気の毒に思います。

#ドキドキハラハラ

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2026年03月16日

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ネタバレ

「もしかして江南くん、死んじゃうの…?なんなら犯人…?」とか色々変に予想してしまった。
犯人が予想つかなくて、殺人も容赦なく続くため、ハラハラしてずっと楽しめた。
登場人物は多いのだが、館に居る人・居ない人で分かりやすく進んだので混乱も少なかった。
島田さんも相変わらずで良かった。

福西くん怪しいぞ…?って思いながらも、
十角館と同じパターンは無いかとも思って、
学生の中に犯人がいる…?でもそれも捻りがないかとか。あれこれ考えるの楽しかった。
しまいにはコナン君疑い出す自分。
無事でホッとしました。

ドラマも早くプライムで配信されないかな。楽しみだ。

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2026年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルと日付を始めとした情報が意図的に隠されてることから流れが違うのはすぐにピンと来たけど、こちとら文系すぎてわざわざそのズレを検証する訳もなく謎解き部分は思う存分楽しませてもらった。
崩壊のからくりがとても好み!

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2026年08月23日

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ネタバレ

勿論面白かった!トリックには全然気づけなかったので、まだまだミステリーを純粋な気持ちで楽しめそう。最後の塔が倒れる仕掛けはすごすぎる、そんな建築物が実際にあったら夢ある!

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2026年07月12日

ネタバレ 購入済み

ネタバレあり

館シリーズ5作目の時計館の殺人。
旧館内の時間軸と新館や外側の時間軸とが交互に描かれるスタイルは1作目の十角館に通じる描き方です。
前半部分はややスローペース感がありますが、後半に進むにつれエスカレート式に展開が進んでいくのはさすがの一言です。
大元のトリックに関しては、時計が扱われていることから2つの場面には時間差はあるだろうと当たりはつけていました。最初は半日周期のずれかと考えてましたが、旧館内の時間が現実時間と徐々に開きが大きくなる仕掛けという大胆なトリックです。当たり前で考えると気付けない絢辻作品らしいトリックでした。
やや犯人の心情が掴みにくい感じはあります。主に娘の死に追いやった人物への復讐心を持つのは分かりますが、目的の障害があれば、なりふり構わず殺人を実行しており、計画的に見えて以外と考えたらずに感じます。
登場人物の大半が殺されること、また動機に直接関係ない人物の殺人が多いことなど今までの館シリーズではやや後味が悪いかなと初見で思いました。
私的な意見で島田潔こと鹿谷門実の「今日の一本」は好きなフレーズでしたが、今回ヘビースモーカーに戻っちゃいました。そういう面では、結構彼もそれなりにやられた感があったのかもしれませんね
次回作では、また喫煙衝動を抑えつつ華麗な推理を披露してもらいたいです

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2016年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

江南は今いる時計館が中村青司が建てた、すなわち何かしらのからくりがあるということに気付くの遅くない?と思ってしまった。

あと伊波さんの補聴器について描かれているところの違和感が凄く、犯人または共犯者であるのだろうなと予想できてしまった。
これはメタ的?になってしまうが残りのページ数的に、ここでは終わらずもう1展開あるのだろうなと勘づいてしまう。勘づいていても予想を超えてくるどんでん返しなど多いと思いますが、今作は個人的には超えてこなかったかなと。

時計館に訪れた登場人物の中にも全く怪しい人物がいない、そもそもの動機が無いため、読みながらこの中の誰が犯人だ?というような推理を展開しながら読むことができなかったのも少し退屈に感じてしまった。

ですが、時計館の作りや、時間軸のトリックは面白いなと思いました。
でも上下巻で、面白かったというよりも長かったーという感想になってしまう、、

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2026年09月21日

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