あらすじ
北極衛星の事件から半年。世界中から魔法士の亡命を受け入れることでシティに匹敵する戦力を有するに至った賢人会議は、ついにシティ・シンガポールと正式な同盟を締結することになった。 真昼とフェイを中心にして調印式の準備が進み、魔法士たちの暮らす島は活気に包まれる。 だが、その動きに不信感を募らせるシンガポールの反対派議員たちは、秘かに謀略を巡らせていた。 同盟締結を阻止せんと彼らが用意した、意外な『駒』。 それが、世界の運命を変えることになる、大事件の引き金だった ── 。
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Posted by ブクログ
複雑に絡みあう登場人物が一挙に出てきた、この巻。
たくさんの人がいるのにそれぞれ個性的だから誰が誰だかキチンとわかるのがすごいな。
一人の命とみんなの命。
あと30年しか約束されない未来。
重たい内容だけど、僕はこの世界観が好きだ。
シリーズを読み出して早くも10年。
完結するまでに誰も死なないといいなって思うけど、誰か死にそうで嫌だな~
Posted by ブクログ
前回から半年。世界状況の説明が主だったかな。
続刊待ちをwktkさせるのが上手いです作者。
政治的な駆け引きが好き。フェイさんもいい味出してる。
今回は、「魔法士ですらないその他」の人々の苦しみがクローズアップされている。神戸の元軍人たちの心理を読んでしまったら、とても責める気にはなれなくて、その辺りの匙加減が絶妙だ。
死亡フラグが心配です。真昼もそうだけど、祐一が。
Posted by ブクログ
上巻。
いろいろと策動する巻。
とはいえ、かなり難易度の高い状況。
普通、絶望して終わるだろといいたいのだが、なかなか登場人物めげなくて。
しかも各勢力に主人公格がいるのである意味混戦気味。
正直、回答のない問いだよなぁ。