あらすじ
十年後も十光年先も、百年後も百光年先も、百万年後も百万光年先も、小さな水晶玉のなかにある。──与えられた謎の言葉を胸に秘め、仁志は洋食店のシェフとして、虎雄は焼き物の目利きとして、紗由里は染色の職人として、それぞれ階段を着実に登り始めた。懸命に生きる若者と彼らを厳しくも優しく導く大人たちの姿を描いて人生の真実を捉えた、涙なくしては読み得ない名作完結編。
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Posted by ブクログ
下巻は一気に読み上げた。
主人公の成長が心地よい。
周りの人にとても気を使う青年に成長している。
そのような変化が仕事の変化につながっているのだ。
最後の終わり方は、いつもの宮本輝である。