【感想・ネタバレ】新選組刃義抄アサギ 4巻のレビュー

山村竜也 / 蜷川ヤエコ / 町田一八

【つま先立ちて求むるは――。】
壬生浪士を掌握した豺狼・芹沢を前に、行路に翳りを帯びる試衛館の面々。そんな中近藤は 、隊統一の羽織を提案するが…。近藤が貫かんとする愚直なまでの志に、慙愧の念なき狼が、容赦なく爪を立てる…。
(C)2010 Tatsuya Yamamura (C)2010 Yaeko Ninagawa (C)2010 Kazuya Machida

[ブクログ · ★★★☆☆]

アルバイト？(笑)の話はうーん…という感じ。
そこまで近藤さんは世間知らずじゃないだろう…と思うし、なんか青臭すぎて歯がゆい。いちお30歳でしょ。

少年誌だから、主人公サイドがあからさまな正義になってしまうのは仕方ないのかな……。総司の造形しかり……

でも、スパイ説を採用（といっても、ふつうは会津藩のスパイという解釈が一般的だけど）した斉藤の行く末も気になるし、結末の決まっている藤堂がどうなっていくのかも気になる。

やっぱり丁寧に描かれている良作だとは思うので、次巻にも期待。