あらすじ
海上の訓練校で、女神“ミスティア”を務め、英雄の血を継ぐことから革命軍の象徴となったエダ。海軍少尉である恋人のライハルトと再会し海軍の協力を得た彼女は、仲間たちと敵国に潜入する。民を犠牲にしようとする貴族の策略を阻止し、長き戦争を終わらせるため、王宮に向かったエダたちだったが――。女神と彼女を守る5人の騎士たちが選んだ未来、そして女神を巡る恋の行方は? 海を駆け歴史を変える乙女の物語、ここに完結!
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Posted by ブクログ
話としてはまぁ、駆け足感が否めませんでしたが、個人的には面白かったかな?
カイルとの決着がずいぶんと呆気なかったり、ワグナーの自爆が残念だったのはありますけど…。ワグナー好きだったからなぁ(´・ω・`)
マイラとライハルトの秘密も…うーん。今更になってこんな秘密があったの…って、これは前の巻だったかも…。
まぁ、全体的な感想ということで。
全体通して、私はまぁ、楽しく読めました。
話も比較的綺麗にまとめたんじゃないかな、と思います。戦争がメインの話ではないと思いますし。
読んでてちょっと疑問だったのは、アナシス(だっけ…)がほんのりとエダに気があるっぽい描写があったんですけど、一体いつの間に? というのはありました。
あとキースには和まされました。自覚のないまま失恋してるキースは可愛い。
全巻通してみると、後半は失速気味だったのが少し残念ではありますが、面白く読めました。
どうしても政治的、というか戦略的? 戦争的なところというのかなぁ。
あとルティアナ号が沈んで、メインが陸上戦になってからは微妙かなー、とは思いましたけどね。
ただまぁ、エダの成長という意味ではちゃんと描かれてたと思いますし。
ライハルトはなんか自覚してからというか、両思いになってからカッコイイよりも変態度が上がった気がしますけど。
うん、あれならローウェンの方がいいかもw 私はローウェンの方が好きですねー。
ミスタが途中で欠けちゃったままになったのも残念です。卒業組はしょうがないにしても、ね。
あそこまで複雑な話にしなければ、ライハルトたちの卒業の段階で終わらせても良かったんじゃないかなー、とは思いますが。
Posted by ブクログ
長かったこのシリーズも、ついに完結ですね。うーん、でも、個人的に微妙に不完全燃焼。
というのも、この本の中盤ぐらいまでは、相手がいかに巨大な敵であるのかがとつとつと述べられているにもかかわらず、最後の決着のつき方があまりにもあっけなく終わってしまったからです。
理屈では分かるような気もするのですが、どうにも、最終巻、しかも中盤までこれで、いったん勢いのついた相手がこれで終わるのかな?というような感じがぬぐえない。それに、主人公の戦いだけのせて、他、別れた仲間の詳細がないので、これで最終巻なのか…と少しがっかり。ここまできたのなら、あと一冊はいけたんじゃないのかなという気がします。