あらすじ
浅羽直之と伊里野加奈の初めてのデート。それを尾行する者が、一人、二人、三人……当然のことながらただですむわけが無く、実際に“ただではないこと”が起こり――『正しい原チャリの盗み方・後編』。 文化祭といえばカップルで踊る最後のダンス! というわけで園原中学の大騒動文化祭と秋山流“恋の鞘当て”を描いた『十八時四十七分三十二秒・前後編』。 以上、「電撃hp」に大好評連載された三編に加え、書き下ろし番外編『死体を洗え』を収録。少年と少女と夏とUFOの物語は始まったばかりです――。
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Posted by ブクログ
感想としては1巻と変わらない。相変わらず、面白い。
しかし、準ヒロインたる(負けヒロイン確定な)晶穂ちゃんがカワイソウな感じしかしない。もっと頑張れ。水前寺部長はかっけーっす。
Posted by ブクログ
この巻の山場はやはり文化祭のマイム・マイムだろうけど、一番印象に残ったのは何といっても、戦闘機の模型の隙間に隠れたセミの死骸を見つめる場面。
「もう、そんな時期だよね」という浅羽の言葉を聞いて苦しげに泣き出すイリヤの姿は、二人の間にあるどうしようもない距離を伝えるとともに、いずれ来る「その時」を予感させる。
学園祭というソワソワした楽しい雰囲気をめいっぱい押し出しているので、こういう緊張感にググッと引きつけられる。
ほのぼのしたのは、我が子の晴れ舞台に張りきっちゃった両親のところ。
登場人物全員良い味出してる。