あらすじ
カリスマゲーム作家の近未来SF 陸自の新型移動攻撃機開発を描く 陸上自衛隊富士学校を舞台に、理不尽な挫折を味わった女性技術者による多足歩行ロボット戦車の開発と実戦投入を描く近未来技術開発SF めんどくさいアラサー天才工学系女子の、ロボ戦車開発&恋愛。さらには極東危機! 陸上自衛隊富士学校勤務の藤崎綾乃は、優秀な技官だが極端な対人恐怖症。おかげでセクハラ騒動の責任を押しつけられ、閑職で失意の日々を送っていた。こうなったら質の高い研究で己の必要性を認めさせてから辞めてやる、とロボット戦車の研究に没頭する綾乃。謎の同僚、伊藤信士のおせっかいで承認された研究は、極東危機迫るなか本格的な開発企画に昇格し……国防と研究と恋愛の狭間で揺れるアラサー工学系女子奮闘記!
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まめたん欲しい
マージナルオペレーションからハマッて見ました。なるほど、まめたんにいろいろな機能やかわいさが実装されているわけだ。開発者サイドのストーリー。
Posted by ブクログ
ゴリゴリではない比較的ライトな近々未来SFなんですが…このノリは…有川浩じゃねーか!!
…というレビューが存外に少ないのは、何故でしょうか??他のレビューを見るに、ガンパレ(なんか昔の有名なゲーム?聞いたことはあるが知らない)の作者だから読んだという人が多いからか?もしくは自分が、大別すると主人公と同じ(行き遅れ)理系女子に分類される人種だからか?はてはて??
あと、物語の締め方は好き嫌い分かれそうだな~と思いました。
Posted by ブクログ
せっかく造形したアラサー工学系女子なのに、すんなり信士くんとうまく行ってしまうのにはちょっと残念な感じ。主要登場人物が少ないからある程度仕方がないことか。あとがきにもあるように、物語自体は創作なのだろうけれど、自衛隊や近隣諸国との歴史のifはなかなか興味深かった。本書が書かれた当時はたしかにこんな未来もあるかもしれないという気がしていた。まめたんの六本足の説明を読んで、昆虫やタチコマが同じく六本足なのに納得した。ラストのあたりのネットワークで情報を共有する姿はまさにタチコマと同じで、未来のロボット像を見た気がした。