【感想・ネタバレ】戦国ぼっち(桜ノ杜ぶんこ)8のレビュー

あらすじ

ひょんなことから戦国時代にタイムスリップした高校生・高杉一郎太。仲間であり恋心を抱く少女“麗”と現代に戻る鍵の巫女“十六夜(いざよい)”の行方を追うため、京を揺るがす魔物“鬼火猩々”事件の解決に臨んでいた。しかし、事件に巻き込まれ行方不明となってしまう麗。
一郎太は、事件の調査を進めるうちに、麗によく似た仮面の女騎士“雅”と左大臣“近衛信輔”と出会う。
魔物調査と並行して、雅の正体を探る一郎太。一行は、とある事件に巻き込まれ雅に助けられた際、彼女の素顔を見て、雅が麗であると確信する。
雅に詰め寄る一郎太だったが、同行する近衛信輔は「雅が何らかの原因で記憶をなくしている」と言い、さらに「雅を正室に迎える」意向があることを告げるのだった!! 麗は記憶を取り戻すのか? 鬼火猩々の正体と事件に隠された真相と黒幕とは!?
【京の光る魔物事件 後編】

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Posted by ブクログ

ネタバレ

京での鬼火猩々事件後編

夜闇に光り近づくと消えてしまう怪物といったらトリックはある程度限定されてしまうけれど、かまいたちと共に出現する演出のおかげでより恐ろしい存在になっていた点が印象的だった

九尾山城籠城や瀬戸内の二つの事件、亀甲車の件などこれまでは武家の勢力争いが中心にある事件が多かったけど、今回はどちらかと言えば公家の事情が中心。戦国時代を舞台にした作品はどうしても武家の事情が中心になったものが多くなってしまうだけに、本作のような当時の公家がどのような状況に置かれていたかが理解できる内容になっていたのはとても良かった。
源平藤橘論とか初めて知ったよ

今回は行方不明になっていた麗が近くに居ながら記憶喪失のために微妙な関係が続いたためか、少しばかりお色気展開が少なかったのは残念

第七巻で秀吉から旗本として認められ知行を得られるようになった一郎太。それだけでも格別の扱いだったのに、8巻ラストではまさかの正親町天皇からも働きを認められることに
忍び目付け+北面の武士棟梁だなんて肩書が大袈裟なものになってきた

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2018年02月18日

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