あらすじ
本書は、日経Linuxの2005年5月号から2009年4月号までに掲載した「まつもとゆきひろ直伝 プログラミングのオキテ」をベースに、加筆・修正したものです。まつもと氏が開発したRubyの解説書ではなく、特定の技術を深く解説するタイプの書籍でもありません。プログラミングにまつわるいろいろな技術を俯瞰した一冊となっています。一つ一つの技術には、それぞれの目的があり、歴史があり、発展と進歩の経緯があります。それぞれの技術について、まつもと氏が一歩下がった立場から改めて考えた内容をまとめてあります。
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Posted by ブクログ
Ruby の作者「まつもとゆきひろ」の本。
極めて動的で柔軟な言語 Ruby の設計哲学が書かれていて興味深い。
Ruby だけではなく、Java, Javascript やら MVC やら Rails にいたるまで、語られており、それぞれの長所だけでなく、疑問点や欠点なども冷静に書かれているのも面白い。
また、それぞれの言語やシステムが作られた経緯や成り立ちによって、考え方や実装が違うなどの考察も書かれている。
Python の機能の一部について
「日本人(特に私)にとって、それほど読みやすいとは思ないため、魅力がない。」
などという理由でRuby には採用される可能性はないとしているなどとしているのも面白かった。