【感想・ネタバレ】まつもとゆきひろ コードの世界のレビュー

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Posted by ブクログ 2012年04月10日

Rubyの開発者であるまつもとゆきひろ氏が、プログラミングとプログラミング言語について語った本。雑誌連載を基にしているため、多少冗長な箇所もあるが、内容の深さに比べれば些細なことだろう。言語マニアである氏が、数多くのプログラミング言語を渉猟して得た見識が随所に開陳され、Rubyユーザでなくとも得ると...続きを読むころ大。むしろこの本を読んでRubyを使ってみたくなることうけあいである。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

まつもとゆきひろ氏が日経Linuxに連載していたエッセーをまとめたもの。

内容的にはもともと日経Linuxの連載なので、それほどプログラマプログラマしていない人でも読める内容にはなっているのではないかと思います。また、いままで動的言語になじみが無く、クロージャやダックタイピング等の動的言語特有のフ...続きを読むィーチャについて感覚的に掴み切れてない人がこれを読むと腑に落ちるところがあるかもしれません。

基本的にすべてのプログラマにお勧めですが、2〜3年目の人が読むと自分のパースペクティブを広げて行くためのいいジャンプ台になるんじゃないかと思います。

まぁでも副作用はあって、Rubyで仕事をしたくなる、いやRuby以外では仕事をしたくなくなる副作用がありますのでご注意を。

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Posted by ブクログ 2018年11月12日

Ruby開発者のつれづれコラムを期待していたが、ちょっと様子が違った。内容は、タイトルからは想像できない、Ruby本と言うのにふさわしい本だった。プログラミングRubyなどの入門書とはちょっと違った角度で、Rubyの使いこ読み終わったの話が読める。なかでも、特に良かったのは、Rubyとは直接関係のな...続きを読むい、文字コードの話だった。UTF-8,UCS-2など断片的に知っていたが、この本で網羅的に理解することができた。

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Posted by ブクログ 2014年12月10日

まずタイトルにのっている「スーパー・プログラマになる14の思考法」なんてものは一切かかれてないです。14章構成であるぐらいしか合っているところがありません。

内容は主にプログラミング技術全般の話とそれに合わせたRubyの解説です。著者が著者なのでどうしてもRubyに偏りがちですが読み物としては非情...続きを読むに面白いが文章的に読みづらい印象も受けました。

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Posted by ブクログ 2012年05月01日

Ruby開発者であるまつもとゆきひろは、プログラミング言語オタクだったんですね。プログラミング言語への愛情が感じられる本です。

テストの視点でみると、プログラミング言語の進化がある種のバグを根絶から撲滅し、品質向上に寄与することの実例が満載でおもしろかったです。

例えば、「アクター」という技...続きを読む術。
私は知らなかったのですが「アクター」は並列プログラミングの有望技術だそうです。

 アクターとは「メッセージ(のみ)によって通信を行う実体」です。
 この定義だけだとオブジェクト指向言語における「オブジェクト」と変わらないようですが、違いがあります。オブジェクトに対するメッセージ・センド(メソッド呼び出し)が、呼び出してから結果を受け取るまで待つという同期的なものであるのに対し、アクターのメッセージ・センドは送るのみで結果を待たない非同期なものです。
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 アクターではメッセージを経由する以外には情報が伝達されないため、アクター間でのリソース競合について心配する必要がありません。アクターに対して送られたメッセージは各アクターが持つ「メールボックス」に配送されます。メッセージが同時に届いた場合の競合排除などはシステムに組み込まれています。
 アクターには安全と言う大きなメリットがあるのですが、それを上回るメリットは「分かりやすい」という点でしょう。アクターはメッセージに応じて処理を行い、必要があれば他のアクターにメッセージを渡す、あるいはもとのアクターにメッセージを返すという振る舞いになります。
 これは現実世界における人間が他の人間とかかわるやり方と大差ありません。

筆者は、続けて、Erlangと、Ruby向けライブラリRevactorと、同じくRuby向けライブラリDramatisの実装の違いを紹介しています。

スレッドなどを使用した並列処理のテストは、網羅させようとすると、すぐにテスト件数が膨大なものになってしまいます。そのような技術領域に対してはこのアクターのようなプログラミング言語技術の進歩に期待してしまいます。

本書は、あくまでもエッセイなのでこれだけを読んで勉強することはできませんが、話題が多岐にわたっていて、易しく解説してあるので多くのソフトウェアエンジニアに役に立つ一冊だと思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年04月11日

Ruby の作者「まつもとゆきひろ」の本。

極めて動的で柔軟な言語 Ruby の設計哲学が書かれていて興味深い。
Ruby だけではなく、Java, Javascript やら MVC やら Rails にいたるまで、語られており、それぞれの長所だけでなく、疑問点や欠点なども冷静に書かれているのも...続きを読む面白い。

また、それぞれの言語やシステムが作られた経緯や成り立ちによって、考え方や実装が違うなどの考察も書かれている。

Python の機能の一部について
「日本人(特に私)にとって、それほど読みやすいとは思ないため、魅力がない。」
などという理由でRuby には採用される可能性はないとしているなどとしているのも面白かった。

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Posted by ブクログ 2010年06月02日

『空気を読むな、本を読め』の紹介。プログラミングに関するたくさんのトピックを網羅的に紹介している。わかりやすい。言語はRUBYがメインで、Java,C,Lispなど多様な言語がが比較対象として出てくる。知識の幅を広げるのに最適。あたりまえなのかもしれないが、RUBYの言語仕様すばらしいという文面が散...続きを読む見された。

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Posted by ブクログ 2015年09月22日

まつもとゆきひろ。『コードの未来』の前著。rubyの仕様と周辺の言語技術に関する考察。ruby1.8.7の頃の話だか、基礎的な内容なので古さは感じない。

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Posted by ブクログ 2012年04月09日

Rubyに触れたことのない他言語経験者が、Rubyのことを知るには良書だと思う。あとは、読み物としても面白いかな。

自分は、
・第7章 文字コードについて
・第8章 正規表現について
・第9章 整数と浮動小数について
がとても面白くてためになった。

ほんとはRubyに関する本じゃないはずなんだ...続きを読むけど、まあRubyの良さを宣伝しているのは著者が松本氏だからしょうがないのかな(批判ではないです)。Rubyの思想や言語設計の一端を知るにはほんといいと思いますよ。

今、たのしいRubyを読んでいますけど、これを先に読んでいたせいか、Rubyの良さみたいなものが実感できています。

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Posted by ブクログ 2012年02月24日

Rubyの解説を通して、いろんなトピックを広く浅く紹介してる。
得るものはけっこうあるけど、Rubyの宣伝というフィルタごしに読み取らなきゃならない。

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Posted by ブクログ 2010年09月11日

一般的なアルゴリズムの本。詳細な内容には踏み込まないので読みやすくて入門編という印象。でも結局Rubyの本でした。タイトルと内容はあまり一致していないので注意。

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