【感想・ネタバレ】怪盗セイント・テール(5)のレビュー

マジックを巧みに使い、怪盗として困っている人たちを助けるために活躍する、怪盗セイント・テール。
その正体は、手品師の父を持つおてんばな中学生の女の子・芽美。
セイント・テールのスラっとした手足とポニーテール、当時かなり憧れていました。

変身する前の姿とのギャップ、派手なマジックなどもときめきポイントだったのですが、彼女を支えるキャラクターの魅力が圧倒的。
シスター見習いである、友人の聖良はセイント・テールの良き理解者。彼女との決めセリフ「神のご加護がありますように」は、ちょっと百合っぽくてドキドキ。
そして、刑事の息子である名探偵・アスカJr.。芽美の同級生でもある彼はセイント・テールを捕まえるのは自分だと心に誓い、現場に必ず駆けつける。
ライバル同士のはずなのに、一途にセイント・テールを追い求めている姿を見ていると、もはやかけがえのないパートナーに見えてくる…。
そんな関係性が切なくて、永遠に胸キュンできるシリーズです!

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虹の麓にある宝物

2022年05月05日

近くて遠い関係――そんな二人の恋が急展開を迎える第五巻。冒頭からセイント・テールに対する複雑な感情を読んだリナちゃんが強硬策に打って出る

「二人の小夜曲(セレナーデ)」
→偽の予告状と白鳥の回。偽物を語る相手は数知れど、これは流石に犯罪そのものでは(汗)
追う追われる以外に芽生えた二人の関...続きを読む係も流石の聖良ちゃんも気付いてしまう辺り、もう隠し通せてない

後編ではまさかの共闘とは……意外と話を覚えていないものだな(大汗)
逃げる(バレたくない)捕まえる(正体を明かしてやる)者同士の関係、その先にあるのはどんな関係なんだろうか

「海に帰った真珠」
→水族館での初デート回?(ただし、聖良、リナ、佐渡ら三人も)しかし、二人きりでも彼の目に映るのは「聖なる尻尾」の事
近くにいるのに遠い心境とはこういう事なのかも知れないな。一方で飛鳥Jrも少しずつ直感で感じ始めている。不思議なほどにもどかしい
そして最後に飛鳥Jrが言い放った想いが「聖なる尻尾」を絆していく

「宝物は、すぐそばに」
→怪盗ルシファーの思い出話と星の紅玉。傲慢不遜な怪盗を絆したのは色とりどりの花々か
その一方でお互いの想いを隠し切れない二人の関係。そして答えを見つけた飛鳥Jr。もうその想いは止められない

【総評】
捕まって欲しいと願う怪盗と自分以外の誰にも渡して欲しくなかった探偵
その不器用な二人の恋の行方は如何に

それと余談だが、この「海に帰った真珠」の前書きにある同人誌云々の話を見ると、こちらも真摯に書かなくてはならない気分になる
世の同人ゴロと呼ばれる連中に見てやりたい一文だな

#胸キュン #切ない #エモい

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Posted by ブクログ 2010年08月26日

この巻好き!!
なんとセイント・テールとアスカJr.が彫刻を取り返すために協力!?
芽美とアスカJr.が水族館でデート!?(聖良、リナ、猿渡…いや、佐渡も一緒だけど(笑))
2人の恋が急展開を見せる巻です\(^o^)/

昔怪盗だった芽美のママの過去も少し見えます。

アスカJr.~~!!(^^♪

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