マジックを巧みに使い、怪盗として困っている人たちを助けるために活躍する、怪盗セイント・テール。
その正体は、手品師の父を持つおてんばな中学生の女の子・芽美。
セイント・テールのスラっとした手足とポニーテール、当時かなり憧れていました。
変身する前の姿とのギャップ、派手なマジックなどもときめきポイントだったのですが、彼女を支えるキャラクターの魅力が圧倒的。
シスター見習いである、友人の聖良はセイント・テールの良き理解者。彼女との決めセリフ「神のご加護がありますように」は、ちょっと百合っぽくてドキドキ。
そして、刑事の息子である名探偵・アスカJr.。芽美の同級生でもある彼はセイント・テールを捕まえるのは自分だと心に誓い、現場に必ず駆けつける。
ライバル同士のはずなのに、一途にセイント・テールを追い求めている姿を見ていると、もはやかけがえのないパートナーに見えてくる…。
そんな関係性が切なくて、永遠に胸キュンできるシリーズです!
感情タグBEST3
「怪盗セイント・テール」の正体が「羽丘芽美」と思い始める飛鳥Jr。そして悩める子羊に答えようとするセイント・テールこと羽丘芽美
二人の微妙な関係と周囲の人々も絡む第四巻目
「クリスマス・コメット」
→彗星とクリスマスの一時。彗星を盗み出す方法なんて中々洒落てるが……これどちらにも同情出来る...続きを読むのがなあ
飛鳥Jrの大事なものの答えも面白い。こういう一本気のある男性キャラは嫌いではない
「スノー・ドロップの魔法」
→偽の予告状騒ぎと白雪姫探し。近くて遠い関係。真実を知れば嫌われると思い込み始める芽美ちゃんの心境が切なくなってくる
「秘密のバレンタイン」
→「緑も深き」が流れるオルゴールとダブルブッキング。主はややこしい展開がお好きなようで
こちらも微妙にすれ違いが二重で起きてるのも面白い。というか偶然か?
作者の前書きの「頑張ろうね、諦めるのはいつでも出来るから」の言葉が突き刺さるな
「アイドルは誰だ!?」
→第一次審査と51番目のアイドル。自分で意識していない分、ある意味では飛鳥Jrは魔性の男か(笑)
そんな本人は少しずつ芽美ちゃんに意識し始めてるのが中々面白い事になっている。もう一歩のところで逃したのはどちらの本意なんだろうか?。その一方で今までフェードアウトしていたリナちゃんが再び動き始めていく
【総評】
関係性も変わり始める第四巻。次の五巻目で何かが始まるのか?
Posted by ブクログ 2010年08月26日
いやー、かわいいです!
芽美vsリナ、アスカJr.vs佐渡の感じがほほえましい(笑)
ぬいぐるみのふりをするルビィもとってもかわいい!
芽美とアスカJr.が2人で「雪の耳飾り」の話をするところが好き!!