聖徳太子を「せいとく たこ」と読み、東西南北も「strong」の意味もわからなかった高2の金髪ギャル・さやかちゃん。そんな彼女が塾講師の坪田先生と出会い、慶応に現役合格するまでを描いたドキュメンタリー。
塾でのさやかちゃんの珍解答は凄まじく、いったいこれでどうやって慶応に受かるんだ!?と、読んでいて不安になってきますが…そこからの道のりは、実に感動的!勉強法や指導法についての説明も興味深く、なんだかもう一度、受験勉強をしてみたくなりました(笑)。
慶応卒業後、立派な社会人となったさやかちゃんからの手紙には思わず涙。どんなに辛く苦しくても、その経験は一生の糧となって、終わってしまえばみんな良い思い出になる。受験生だった時間って、一生の宝物だなぁ…と、自分の受験生時代を懐かしく思い返しました。
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Posted by ブクログ
欠けている部分が多くて曲がった大人が周りに多い中でとにかくさやかちゃんが純粋で真っ直ぐでかわいいところに癒されました。単なる逆転合格受験物語としてではなくて人間ドラマとして読んで欲しいです。
Posted by ブクログ
わたしの当時の受験時代(特に浪人生時代)を鮮明に思い出すことができた本です。
一喜一憂せずに、自分を信じて目の前のことを頑張ろうと思えました。
大学合格したときの喜び、友人と抱き合って喜んだ【あの日】を思い出して、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
受験生として、志望校に合格する という長期的な目標を達成することも大切だけれど、
日々の努力も大事にしていきたいと心から思えました。山登りは ゴールだけ見てたらつまずいて転んでしまう。だから下を向いてずっと歩いていくけれど、見える景色は変わってゆく。
いい言葉だなぁと思いました。