【感想・ネタバレ】嫌われる勇気のレビュー

あらすじ

フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人、アドラー。日本では無名に近い存在ですが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。本書では、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。

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教育をも変える一冊

教員をしている私がこの一冊と出会ってから、子供との接し方に大きな変化があることに気づきました。それは、子供たちの行動に腹が立たなくなり、すべてを認めようとする意識が芽生えたことです。そして、子供を伸ばそうとするのではなく、子供がのびたくなるような取り組みをするようになったことです。そして、子供が自ずと意欲的に学習に励んでいる様子を見て、大きな達成感と喜びを感じることができています。まさに他者貢献ではないかと思いました。誰に何を言われようと、そこに向かう自分の行動は誰にも邪魔されることのない幸せな時間です。この本に出会って、自分の世界観が変わりました。世界中の人々がこの考えを持つことができれば、どれだけの人が幸せな人生を送ることができることか。最高の一冊に出会いました。

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2020年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初読もうとして、序章の段階で挫折したやつ笑笑 読書にハマってから読み直しました!

アドラー心理学の考え方について、青年と哲人の会話を通して分かりやすく解説されていました。最初はなんだその考え方!?って思う部分もあったけど、この考え方を身につけることができたらかなり生きやすくなりそう。
私は課題の分離と横の関係づくりができてないなーって感じたので、意識しながら今後生活に取り入れていきたい︎^_^

途中1個だけ思ったのが、現代社会でこの考え方を元に生きるのかなり大変じゃないか!?ってことです笑
子育てのときにも、褒めても怒ってもいけないって書かれてたけど、幼稚園に送らなきゃいけないのに子どもがいつまでも靴履かなかったら手伝っちゃいそうだし、これは余裕がないと実行できないんじゃないかなー?とか思いました。
でも、幼稚園に遅刻しちゃいけない!ってのも相手の気持ちを考えてしまってるからなのかな?とか、色々ぐるぐる考えてしまってよく分かんなかった笑

異なる考え方を身につけるためには、生きてた年数の半分がいるって書かれてました。私はまだ20代なので、今から頑張れば30代頭には身についているのかな!?色々なことを吸収できる若いうちに、実践していきたいです!!

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本当に読んでよかったし、もっと早く読めばよかった1冊。

どの章にもハッとさせられる言葉があり、2周目3周目も読んで深く理解したいと思う。

特に印象的なのは、人生は線ではなく点であること。瞬間を真剣に生きた結果未来があるという考えに強く共感。前後の文脈に囚われず、本書にあるようにこの瞬間に強力なスポットライトをあてて生きていきたい。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★5.0/5.0

久しぶりに出会ってしまった!何度でも読み返したくなる、自分の考え方、ものの見方変わる本!!!
ここまでメモしておきたいフレーズが多かった本は無い、初めて!!!
読んだ時期がちょうど自分自身落ちてた時だったから、タメになる言葉がたくさん出てきて、とても勉強になった。
思考の転換ができるだけで、こんなにも見方を変えられるとは思わなかった。この本の感想言葉にするの難しいけど、私個人としては、今後も自分の人生に寄り添ってくれる本であり、悩み迷いそうになったらすぐ読み返したい。
私はずっと人から嫌われるのを恐れてたけど、人に嫌われないように生きるいうことがどういうことなのかを知り、もっと自由に生きても良いんだなと感じさせられました。この本に出会えて良かった!
この先の人生、心少し軽くなった気がする!

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2025年11月20日

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問題を切り分ける革新的な考え方

他者の課題と自分の課題を混同しないというのは、自分にとって衝撃でした。
一方で、気をつけなければならないのは、今回の幸せになる勇気というのは、¨自分自身“が幸せになるためのヒントを得ることを指しており、人間の抱える悩みは大抵対人関係の問題だとして、では他者個々人とどう関わるのかというコミュニケーションの仕方の話ではないということです。
どう世界を捉えるかという自分自身の思考を助けることにはなりますが、対人関係を避けられない中でよい関係を構築していくための方法論ではありません。
青年の言うとおり、冷たい人だと思われるような考え方も入っています。そこもさまざま踏まえて嫌われる勇気が必要なのでしょうが、重要なのはこのアドラー心理学の思考を元に、いかにこの対人関係を避けられない社会で生きていくかです。いくら人生が刹那的だからと言っても、我々には目的や、今を充実させるために熱中するためのよりよい手段(趣味でも仕事をすることでも)を探しています。
この本を手に取った後に、社会構造と照らし合わせていかなければ違和感が残ります。
何度も読み返して、アドラー心理学が社会構造やビジネス、はたまたカウンセリングとどのように結びついているのか、その複雑性とシンプル性をそのままに理解できるまでには時間がかかりそうです。

#タメになる #じれったい #共感する

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2024年03月16日

匿名

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無料版で試し読みしました。普段原因論で考えていた私にとって目的論とは衝撃的なものでした。違った視点で人の心理が見られて興味深かったです。

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2023年03月25日

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話題作

話題になっていた本であり、気になったのでこの本を試してみた。「結果ではなく目的を考える」という言葉が最も印象に残った。

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2021年09月28日

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凄い衝撃的だった。

前々から興味があって、読んでみようかと思っていたが後でいいやと先延ばしにしていて、今回やっと読んだ。

全ての内容が衝撃的で、本に登場する青年のようにすぐには中々受け入れることが出来ないというのが正直な感想である。
読んだら一度自分でもう一回考え直す必要があるかもしれない。また、何回も読み返さないと中々自分のものにするのは難しいなとも感じた。

本の中で青年がこの事実に5年、10年早く出会っていたら良かったと言っているが自分も同感である。
自分と同じ若い人にすぐにでも読んで欲しい、そんな一冊です。

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2016年12月20日

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たとえ話が的確で、とくにスポットライトのくだりがわかりやすく、ううむ、、、と青年と同じ台詞が出ました。

数日前までの私のような卑屈でコンプレックスだらけ、おまけにプライドは高い、そんな人ににオススメしたい。

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2016年04月15日

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良い本

人生を変えてくれると思います
とても生きやすく。
課題の分離はわたしができなかったことのひとつです。この本を進めてくれた恋人に感謝をします。ありがとう。

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2015年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自己啓発本として有名だったので、読んでみました。哲人と青年のと会話形式のなっており、私自身を青年の気持ちになって読み進める事で、とても読みやすい本だったと思います。私の気持ちを青年が言葉にしており、哲人に対して反論を唱えてくれる、それで更に理解が深まりました。
アドラー心理学自体が難しいと思うので、いくらわかり易く読みやすくなっていても、理解が難しかったです。
私がこの本を読んだ事で変える行動や気持ちは、下記かな思います。
とてもいい本でした。幸せになる勇気も読みたいですね。
・原因は自分にあり他者のせいにしない
・他者貢献で自分だけでなく、周りの事も考えて行動する。他者が喜ぶ事をなるべく頑張る。
・悩んだ時は、課題分離で自分のコントロール出来る範囲で出来ることをやるっと考える

下記は、Geminiに要約してもらった内容です。頭の整理にとても良いですね。たまに読み返そうと思います。
----------------Gemini要約---------------------
1. 「原因論」を否定し、「目的論」を採用する
• 原因論の否定: 過去のトラウマや出来事(原因)が、今の自分(結果)を決定づけるという考え方を否定します。
• 目的論: 今の自分や行動は、**「目的」**のために自らが選択したものであり、過去に縛られる必要はないと考えます。例えば、怒りは、相手を威圧・服従させるという目的を達成するための「手段」であると捉えます。
• 人はいつでも変われる: 過去が原因ではないため、今の自分の生き方や考え方を変えようと決心すれば、**「今、この瞬間」**から変わることができます。
2. すべての悩みは「対人関係」である
• アドラー心理学では、人生の悩みや苦しみは、すべて対人関係から生じると考えます。
• この悩みから解放されるために重要なのが、「承認欲求」を捨てることです。他者からの評価や期待に応えようとして生きることは、**「他者の人生を生きる」**ことになり、不自由になります。
3. 「課題の分離」で対人関係の悩みを断ち切る
• 誰がその選択の結果を引き受けるか、という観点から、自分の課題と他者の課題を明確に区別します。
• 他者の課題には介入せず、自分の課題にも誰にも介入させない勇気を持つことが大切です。
• 例:「相手が自分をどう評価するか」「自分を嫌うかどうか」は他者の課題であり、自分にはコントロールできません。自分がコントロールできること(自分の行動)に集中します。
4. 人生の目標は「共同体感覚」を持つこと
• 幸せに生きるためには、他者を仲間だと感じ、そこに「自分が貢献できている」と感じられる共同体感覚が必要です。
• 自己受容(ありのままの自分を受け入れる)、他者信頼(無条件に他者を信じる)、そして**他者貢献(他者に何かを与えること)**によって、共同体感覚を育み、「自分には価値がある」という自信を持つことができます。
5. 人生は「いま、ここ」の連続する刹那である
• 人生は、過去や未来といった線ではなく、**「いま、この瞬間」**の連続(刹那)です。
• 遠い未来の目標ばかりを追うのではなく、「いま、ここ」を真剣に生きること、そして「いま、ここ」で他者に貢献できていると感じることができれば、人生は完結したものであり、幸せに生きることができます。
要するに、過去の原因に縛られず(目的論)、他者の評価(承認欲求)を気にせず、自分の課題と他者の課題を分離し(課題の分離)、「いま、ここ」で他者に貢献することこそが、自由で幸福な生き方につながる、というのが本書の核となる教えです。

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2025年11月14日

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新しい観点

新しい環境になるとやはり人間関係が大変であることで、自分も悩んでいましたが嫌われる勇気というタイトルに目を惹かれ購入しました。八方美人になろうとするのはやめようと思いました。

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2023年04月21日

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いま、ここ

就職前に読書の習慣をつけるためにと人気だからという理由で購入しました。
これからの人生に幾ばくの不安を抱いてた自分にとって、課題の分離、他者への貢献、人生は点、今、ここを生きるというアドラーの考え方は深く考えさせられました。
将来のために、ではなく今を全力で生きていきたいと感じました。
文中にも書かれている通りアドラー心理学は実践するのが難しいとのこと。本書の思想を自分が活かせるかはこれから次第ということで星4です。

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2018年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

浅学にして、アドラー心理学、を全く知らなかった。でも平易な文章で非常に分かりやすかった。因果論に否定し、人はどんな状況であっても今ここから変われるものだ、という信念を感じた。
一方で、宗教が力を失った今、何を指針に生きるべきかを教えてはくれない。他者貢献、は重要なキーワードだがそれだけで十分だろうか
【2025/11/10再読】
相変わらず素晴らしい。後書きの「では、ぼくは岸見先生のプラトンになります」という言葉に涙が出てくる。今回、今を生きるという言葉に、葉隠の「武士道とは死ぬことと見つけたり」の精神を見た。人はいずれ死ぬ。ある何時、不慮の事故で死んだとしてもそこで後悔しない。それくらい鮮烈に今を誠実に生きなければならないということを訴えている。明日死ぬのであれば、他の人と比べたり嫉んだりすることに何の意味もない訳だ。ただただ、残る人のために我は何を貢献できるのか、という価値観だけが残る。拝金主義で、割引価値でしかヒトモノカネを判断できない、今をぼんやりと生きる現代人への強烈なアンチテーゼと受け取った。

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2025年11月10日

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