あらすじ
洋風旅館で住み込み仲居をする私・夏子は、恋に疎く処女をこじらせ中。ある日、長期宿泊客の骨董鑑定士・津田さまが持ち込んだアンティークを壊してしまい、代償として「おまえの目利きをさせろ」と迫られる。謎めいた四十路の彼から幾夜も施される“目利き”と称したエロティックな愛撫に、心もカラダも蕩かされていき――。でも最後までは奪わず、骨董のように愛で触れるだけなのは、なぜ……?
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目利き
鐘桜館と骨董。
古き良きものと新しいもの。
守るべきものと変えて行くべきもの。
二人の言葉と考え方が、心の奥底に沁み渡る。
大人の色気にくらりと酔いしれる…
味わい深く奥行きのある物語。
アンティークの良さも再認識
純粋な主人公の丁寧な性格に共感しつつ、彼の彼女を大切に想うが故の行動だったことが、最後の方にようやく理解できました。
彼からの贈り物に心の言葉が密かに込められていた内容が判った時は私もドキッとし、アンティークって本当に素敵だなぁと思いました。
骨董と四十路男の魅力
骨董品を中心に物語が進むのが新鮮。
有札さんのイメージは芥川龍之介だなっと思いながら読みました。
夏子を手に入れるために伏線を張る有札さん、ずるいです。