あらすじ
漫画家・上田としこ。1917年(大正六)生まれ、2008年(平成二〇)没。これは、まだ誰も歩いたことがなかった「女流漫画家」という道を拓いた一人の実在した「女」を主人公とした物語である。上田としこという一人の素っ頓狂な少女が、戦前の満州ハルピンの高く広い空に、想像の絵を思いうかべた時から、日本の、女の、「漫画の歴史」ははじまったともいえる。村上もとかが渾身の力を込めて描く、漫画の青い青い春。
待望の単行本第1巻!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本の女性漫画家の先駆者的存在、上田としこさんを主人公とした物語。昭和初期から中期の激動の時代を背景に「わたしは元々静止したような重い感じの絵が嫌い。動きのある飛んたり跳ねたり、そんなものが描けるようになりたい!」という情熱を持って突き進む上田としこさんの姿がエネルギッシュで惹き込まれます。すごく面白い!!朝の連続ドラマになりそうなお話しだなぁ。
Posted by ブクログ
子どもの時、大好きだった「フイチンさん」
村上もとかが描いてると知ってすごく読みたかった
初めて電子書籍を読んだ
老眼でも、精密な風景とか楽しめてすごくよかった
≪ フイチンと 再現できたよ なつかしく ≫
少女漫画が好きな人は必読
「女流漫画家第1号」となりました上田としこ先生の物語です。彼女はあの「あしたのジョー」や「おれは鉄兵」の原作者のちばてつや先生や彼の弟で「プレイボール」や「キャプテン」の原作者のちばあきお先生と同じ満州出身だったんですね。わたなべまさこ先生などの「実在の漫画家」が数多く登場したのが大変面白かったですし、中でも「サインはV」の原作者の望月あきら先生が「幾ら「巨人の星」や「あしたのジョー」などのスポ根漫画が大ヒットしているからと言っても、少女漫画までもスポ根で荒らさないでくれ」と上田としこ先生に一喝されるシーンがとても印象的でした。あくまでも僕の推理や憶測にしかすぎませんが、この調子ですと、きっと「アタックNo.1」の原作者の浦野千賀子先生や「エースをねらえ!」の原作者の山本鈴美香先生も同じ様に上田としこ先生に一喝されているでしょう。
Posted by ブクログ
201405/上田としこ作品は未読だけど、気になって購入。続きが楽しみ。村上もとかの絵柄の豊富さもすごい。だからこそ(他作品でもそうだけど)写真はめこんだコマは違和感が強調されて感じる…。
Posted by ブクログ
『女流漫画家 上田としこ(1917−2008、後にとし子及びトシコ、本名:上田俊子)の生涯を描く伝記マンガ。』
村上もとかは絵はうまいのだけど話がつまらないのを思い出した。創世記の女流マンガの伝記マンガというトライは面白いですけどね。