【感想・ネタバレ】いつもいいことさがしのレビュー

あらすじ

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細谷先生は、聖路加国際病院の小児科医として約四十年、病気や障害をかかえる子どもたちのいのちと向き合い、成長を見つめ続けています。『暮しの手帖』で1997年から掲載している随筆は、読む人すべての心にしみこんでいく、温かさがあります。たとえ、あなたが自信をなくしかけたときでも、前向きに生きる力をよびおこしてくれるでしょう。

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4.5
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Posted by ブクログ

暮らしの手帖に連載された、小児がんを専門とする小児科医のエッセイ。文頭は「昭和を懐かしんで今の時代を憂う、年配の著者にありがちな子育ての本かと思ったら、日々、子どもたちの命をつなぐために格闘する小児科医としての思いが伝わり、胸が熱くなる。命がけの治療を受けて入院している幼い子の作文は何度読んでも涙が出る。「2時50分になるとエレベーターのまえでおかあさんをまちます。わたしは3時が一ばんすきでした。楽しみでした。6時が一ばんきらいでした。おかあさんがかえるからです。」現代の暮らしで忘れられてしまった子どもの思いや家族との関係をあらためて考えさせられる。

0
2012年11月11日

Posted by ブクログ

以前仕事で細谷先生の講演を聴く機会があり、すっかりファンになってしまいました。聖路加病院の副院長です。

小児科の先生が書かれたものなので、もちろん子供たちの辛い治療や別れのことも書かれていますが、そんなつらいお話ばかりではありません。
優しさに溢れた本で、プラス先生の明るく真摯な態度に胸が熱くなり、元気をもらえます。

他の方のレビューに、子を持つ親に読んで欲しいなどと書かれていますが、子がいなくても読んでほしい。
社会全体で子を育てていこうという気持ちになれますから。

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2015年10月21日