あらすじ
故郷システィナを治め、新たな理想を追うテオとシルーカ。だが、彼らの行く手に大陸最強の剣士、黒衣の太守ミルザーが立ち塞がる。王道を行くテオと覇道を進むミルザー。相容れぬふたつの道が、ついに戦場で重なる!
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Posted by ブクログ
システィナから大陸に舞台を移して、とうとう因縁の敵であるミルザーとの決戦に挑むことになる7巻目ですが。
しかしミルザーはアレですね。単騎で戦況を覆すほどの武力もちとか。完全に「一人戦国無双」状態ですか。グランクレストには稀有なキャラクターですよね。
ただまあ、やはり現実でもそうあるように、ただ一人の武力で「戦場の現実」をどうにかできるわけがなく。戦いの勝敗は始まる前に決しているとはよく言ったもので、戦争とは戦端が開かれる前の段階でどれだけ策をめぐらし準備を積み上げたかできまるのでしょう。
テオとミルザーの勝敗を決したのは、それぞれについた軍師の力量差であったと考えられますか。