あらすじ
『空、はてしない青』著者が描く圧倒的衝撃作
もう愛し合えないのか?
パリを代表する舞台俳優として、人生の絶頂にいたフランソワ。しかし、交通事故が日常を永遠に変えてしまった。下半身不随ーー。リハビリを始めるも思い通りにならない肉体と周囲の視線に怒りを抑えられなくなってしまう。秘密の関係を経て彼と結ばれるはずだった若き恋人、エレオノール。彼女もまた運命に翻弄された1人だった。未来のすべてをなげうち変わらぬ愛を捧げようとするが、介護という過酷な現実を前にうちひしがれていく。
絶望の淵で、孤独の闇の中で、「愛」は力をもつのだろうか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
#立ち上がる時 上
#メリッサ・ダ・コスタ
「ひまわり」や「リアル」など、車椅子生活を送る人々の物語には触れてきたつもりだったけれど、本作のリアルさは想像を超える。本人だけでなくパートナーの心理も描き、この状況の過酷さが、高い解像度で迫ってくる。
『否認→怒り→取引→抑うつ→受容』という「死の受容の5段階」を提唱したエリザベス・キューブラー=ロスの言葉が、冒頭に引用されている。
「人はステンドグラスのようなものだ。日が出ていると輝くが、暗闇が訪れると、内側から照らされて初めてその美しさが現れる」
#読書好きな人と繋がりたい
Posted by ブクログ
よっこらしょ?
それとも、よっこいしょ?
いやいや、よっこいしょういち?
「立ち上がる時」のかけ声はどれですか?
メリッサ・ダ・コスタは上巻ではその答えをまだ述べていません
はたして下巻ではその答えが分かるのでしょうか!?
Posted by ブクログ
エレオノールとフランソワが交互に語る形式だからこそ、見えてくるものがある。
「障がいを持ってしまった彼…でも愛さえあれば乗り越えられるよね!」といったロマンチストな話では全然なくて、不倫や障がい、介護といった重いテーマが次々とレオにのしかかる。
現実的なレオと、未来に希望を持つフランソワとの対比が、読んでてさらに心をえぐられた。このアンバランスな雰囲気の中でどう下巻につながるのか…。
Posted by ブクログ
上巻を読んでまず浮かんだのは、絶望、孤独、そして愛。まだ上巻ということもあって、全体的に重くて辛い展開が続く。フランソワとレオ、それぞれの心の動きが丁寧に描かれていて、特にレオの置かれている状況には胸が痛くなった。フランシスのリハビリ初期の描写は、新川帆立の「ひまわり」を思い出す部分も。ここからどう展開していくのか、下巻が気になる。
Posted by ブクログ
詳しい感想は下巻で。
取り急ぎ、苦しいです…
お先真っ暗です…
でも、やっぱりこの作家さんは素晴らしい。
読ませてきます。
登場人物と共に、人生戦ってきます!
Posted by ブクログ
ダ・コスタ、池田理代子「ベルばら」以来のフランスブーム到来中w
24歳のエレオノール(レオ)、と42歳の舞台役者・フランソワの年の差カップル。
それぞれのモノローグが交互に現れ、物語は進む。
始まりは衝撃。
レオはジムを出たところで、フランソワの事故の一報を知る。
病院へ駆けつけても、彼女はフランソと法的な関係ではない。
枕元へたたずむのは、妻のイザ。
フランソワはスクーターに乗っていて、バスにはねられ、
下半身不随となる。もう歩くことも出来ない・・・
その状況でも、レオはひたすらに、フランソワの元へ通い続ける・・・
邦訳第一作の『空、はてしない青』も、若年性アルツハイマーの男性という
重い設定だったが、こちらも重い。
ただ正直、レオとフランソワの関係は、いわゆる不倫関係。
レオが辛かろうが、フランソワを愛そうと献身しても、共感できない。
それどころか、あなたは24歳・・・良いんですか?
と、ずっと問いかけてしまう。
レオに反感を抱く妻イザベルの方が、よっぽど共感できる。
二人の心のすれ違いも痴話げんかに思えてしまう。
・・・ということで、上巻は今ひとつ。
それでも★4にしたのは、重い競っていながら、読むことを止められない、
その点に尽きる。共感できなくても読ませる、すごい!
そして、フランス・パリやその郊外の描写にが魅力的。
子どもの頃、昭和の時代、児童書から英国やアメリカの雰囲気を感じ取った
あの気分。
Posted by ブクログ
事故で半身不随になった40代俳優フランソワと不倫相手の20代前半のエレオノールの物語。
理不尽な人生の絶望感が伝わってきて読むのがしんどかったが、交互に視点が変わることでお互いの考えが分かりやすく書かれており、心情を理解しやすかった。