【感想・ネタバレ】マネーの公理 スイス銀行家に学ぶ儲けのルールのレビュー

あらすじ

「投機」の叡智を凝縮した一冊。日本初公開!

英国で1976年に出版され、ウォール街で密かにロングセラーになっている「投機の教科書」。かつて金融界で名を知られたスイスの金融マフィア「チューリッヒの小鬼たち」による儲けの掟を初めて明文化した。リスクを巧みにコントロールしながら資産を積み上げるためのノウハウと教訓を凝縮。個人投資家の間で圧倒的な人気を誇るカリスマトレーダー、ラリー・ウィリアムズ氏も、「一度読んだら絶対に薦めたくなる」と絶賛する。投資家のみならず、これから社会に出て資産を形成しようという人、あるいは定年後の資産管理を考えている人にも、ぜひ読んでいただきたい「お金の教科書」である。

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不確実な未来を前に

一部ご紹介します。
・人生において利益(富や名声)を増やすためには、リスクを取らなければならない。
地球上のいかなる生物も、この非情な法則から逃げることは許されない。
毛虫が蝶に成長するためには、鳥たちがいる場所にも危険を承知で出かけなければならないのが現実なのだ。
・給与だけで考えるな。給与では決して金持ちにはなれない。
だから多くの人が給与をもらって貧しくなるのだ。
自分のために、何か他の物(投資)を持たなければならない。
・心配は、人生の最大の喜びと切り離すことができない。
傷つくことを恐れていては、恋に落ちることはない。
・金持ちになるまでは集中投資。金持ちになったら分散投資。
・一部の投資家は、逆指値注文を行うことで、事前に小さな損失に備えている。
・すべての経済指標は、人間の行動による相互作用の結果であり、人々が生き残りと生活向上を求めて、絶え間なく努力している結果なのだ。
これらの経済指標が、人々の感情をかきたてる最終結果として、相場は成り立っている。
未来を完全に予想することはできない。全ての予想は「予想外の出来事」が起こるリスクにさらされているのだ。
・人生は思い通りにならない。大人は皆そのことを知っている。
しかし、われわれはチャートを凝視している時、それを忘れてしまいがちだ。
・モノに愛着を感じてはいけない。愛着は人だけに感じるものだ。
モノに愛着を持つと、必要が生じたときに素早く行動する機動力が低下する。
・直感は証明できるのであれば信頼できる。
その直感を証明できるほど、十分に勉強してきたか、常にフォローしてきたか、周辺知識を含めた多くのことをちゃんとわかっているのかを自問することだ。
・神はあなたの身の安全に関心を持っていても、あなたの銀行口座には関心を持っていない。
・自分が見ることのできない将来の計画や契約などするものではない。
それよりも、何かが実際に起こったときに反応すべきだ。
必要な長期資産計画は一つだけだ。それは、金持ちになろうという意志だけである。

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2022年09月30日

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ネタバレ

お金持ちになるには、リスクをとることが必要。
リスクをとって投機を行う上での判断基準(公理)を具体的に述べている。
株価の上下は予測できるものではないから、公理に基づいた行動が必要となる。

「中級階級から脱したい。お金持ちになりたい。」
という願望を持った人向けの投機の教科書。

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2020年05月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

■なぜ今、この本を手に取ったのか
ClaudeのAIエージェント(Claude Code)が次々と特定産業の株価を「丸ごと!」押しつぶし始めている。まるで進撃の巨人の「地ならし」だ。2026年2月の急落は売りシステムの暴走とまだ使いこなせていない株主のパニック売りなので持ち直すだろうが、遅かれ早かれな話だと感じている。こうした時代の転換点において、「揺るがない金融リテラシーの土台」を固めることが重要だ。

■本書の概要
『マネーの公理』は、スイスの銀行家や投資家たちが実践してきた投機の哲学をまとめた一冊です。著者マックス・ギュンターは、「安全な投資」という幻想を否定し、リスクを取り、それを管理することこそが富を築く道だと説く。

<核心的な教え>
1. リスクなくして利益なし
本書で最も印象的だったのは「心配がないなら、十分なリスクを取っていない」という言葉だ。一般的な投資の常識である「分散投資」を否定し、大きな利益を得るには少数の勝負に集中して賭けるべきだと主張する。これは怖いようでいて、確かに大きな成功者たちの多くが実践してきた方法でもある。イーロン・マスクなんかは良い例だろう。

2. 感情のコントロールが成否を分ける
投機で最も難しいのは、自分の感情との戦いだ。本書は二つの重要なルールを示す。

ーー「早すぎるほど早く利食え」
利益が出ると「もっと儲けたい」という強欲が湧きますが、あらかじめ目標を決めて達成したら即座に撤退すべきです。
ーー「船が沈み始めたら祈らずに飛び込め」
いわゆる「損切り」。損失が出たとき、人は回復を期待してしまいますが、小さな損失のうちに潔く撤退する勇気が必要だ。

3. 予測を信じない謙虚さ
経済学者や専門家の予測を信じるなという教えも印象的。未来は誰にも分からない。相場に見えるパターンは、人間が秩序を求める心が生み出した幻想に過ぎないという指摘は、AI時代の今も色あせない真理だ。

4. 執着を捨て、機動力を持つ
特定の銘柄や手法に感情的に執着してはいけない。2026年2月においてAIで勝ち組と言われているGoogleだって、1年前まではOpen AIに負けると言われていた。来年にはイーロン・マスクがGoogleを凌駕しているかもしれないし、DeepSeekのような中国系が台頭しているかもしれない。より良い機会があれば、躊躇なく乗り換える機動力が成功の鍵だ。また、「大多数の意見はおそらく間違っている」という言葉は、群衆心理に流されず自分の頭で考えることの重要性を教えてくれる。

■結論
AIによる「地ならし(仕事の代替)」がどこまで進むかは分からない。だが、固定費を抑え、AIのタスク自動化に関する知識と経験値を積むと共に、どの会社のAIが最も人気を獲得するか?について当たりをつけること。またAI関連の論文にもアンテナを立てて、「AIが新たに獲得した得意なこと」への理解を深め、それに関する業務を手放し、またそれに関連するビジネスモデルへの依存度を下げること。

本書は単なる投資技術の本ではなく、不確実な世界でどう生きるかという人生哲学の書でもあります。「幸運の役割を認め、予測不能な世界で冷静かつ大胆に賭け続ける」というスイスの投機家たちの姿勢は、投資だけでなく、キャリアや人生の選択にも通じるものがある。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私自身ずっと日本の金融関係で働いているが、日本で言われている投資法をほとんど否定?している様な内容でハッとした。
職場の外国人上司は、日本と海外で投資に対する考え方や方法が違うので大変だと言っていたが、確かに投資に回っている資金が少ない日本とはかなり違うのかもと思った。
全てを鵜呑みにしても何もできない気がしたが、世論や王道のルールにだけとらわれることにも注意しなければと、本書を読んで初めて思った。
投資をする人間は、一度読んでみて損はないと思う。

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2022年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心配は病気ではなく健康の証である。もし心配なことがないなら十分なリスクをとっていないということだ。

分散投資の誘惑に負けないこと

常に早すぎるほど早く利食え
ゴールを決めておく

船が沈み始めたら祈るな、飛び込め

人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかる人を信じではいけない

カオスは、それが整然と見えな始めない限り危険ではない

歴史家の罠に気を付けろ

根をおろしてはいけない。それは動きを遅らせる。

楽観は最高を期待することを意味し、自身は最悪に対処する術を知っていることを意味する。

大多数の意見は無視しろ。
長期計画は、将来を管理できるという危険な確信を引き起こす。決して重きをおこないことが重要だ。

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2020年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ファスト&スローや、行動経済学に関する書籍を読んだことある人からすると、既知の内容ばかりでしょう。
しかし本書では、投資銘柄の売却や乗換える際の基準例、心得となる具体的なとこを語ってくれています。
そこがまさに『公理』と題しているとこでしょう。

本書を読む上で注意すべきは、全ての公理が万人向けではないこと。具体的な部分を申し上げると『分散投資は不要』や『長期投資はするな』等、
インベストメントの考えを否定されています。しかしその否定している内容も『全否定』ではなく、ある目的と観点をもった場合●●は不要である。
というエクスキューズ付きだということです。つまり、投資初心者が本書から読み出すと、偏った投資の一面だけを知ることになるでしょう。

まぁその対極して『ウォール街のランダムウォーカー』や『敗者のゲーム』が存在するので、己の見識を広げるためにも、本書を一読されてみてはいかがでしょうか?

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2019年07月12日

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