【感想・ネタバレ】グミ・チョコレート・パイン グミ編のレビュー

あらすじ

大橋賢三は高校二年生。学校にも家庭にも打ち解けられず、猛烈な自慰行為とマニアックな映画やロックの世界にひたる、さえない毎日を送っている。ある日賢三は、親友のカワボン、タクオ、山之上らと「オレたちは何かができるはずだ」と、周囲のものたちを見返すためにロックバンドの結成を決意するが……。あふれる性欲と、とめどないコンプレックスと、そして純愛のあいだで揺れる“愛と青春の旅立ち”。大槻ケンヂが熱く挑む自伝的大河小説、第一弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これでいいのだ!ではなくこれでいいのか?な人生。
必死に日常に抗ってる姿が過去の自分、今の自分と深く重なりました。
周りが妥協したり、納得するとこまで行っている中で必死に「俺には何かが出来る。」ともがいてる日々。
いつか、これでいいのだ!で終われる様に進み続けます。

カワボン、羽馬俺は君たちと飲みたい!!

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2024年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 大槻ケンヂさんはオールナイトニッポンのファンで、音楽もすごく好きだったので、そのせいかあまり小説には興味がなかった。しかしこの小説はとても評判であったためいつか読みたいと思っていた。そうしてようやく20年越しくらいで読んでみたところ、とっても楽しかった。

 特に名画座めぐりをしているところ、そのまんま僕が大学生の時にやっていたことで、映画館の名前も作品もそのままで、たまらない気分になった。

 オタクを下に見ているところを記しているところもいい。確かに時代の空気はそうだった。実際、オタクも今ほどかっこよくなかった。今のオタクがかっこいいわけではないかもしれないのだが、今は当時90年代より全体の基準が下がっている感じがして、こんな印象なのかもしれない。当時はかっこよくなければならない、オシャレでなくてはならないというような圧があったような気がする。

 仲のいい友達が二人いるのだけど、どっちがどっちか読んでいてあまりよく分からなかった。最後の方で背景が語られてようやく見えた気がした。あんな友達がいてたまり場があったらさぞ楽しいだろうと思った。うらやましい。

 ノイズバンドをやるという続編も楽しみだ。

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2017年05月25日

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