【感想・ネタバレ】シグルイ 1のレビュー

「シグルイ」とは、武士道を体現した「葉隠」に記された一節“武士道は死狂ひなり。一人の殺害を数十人して仕かぬるもの”に由来している。
同作品を単なる時代劇マンガと思って読んだら、思わぬショックを受けてしまうほど衝撃的でエキセントリックな作品。「虎眼流」という流派を中心に、二人の主人公「藤木源之助」と「伊良子清玄」の戦いと生きざまを描いている。

登場人物は皆、個性的で剣の道を一心不に追求する姿は非常にストイック。ページをめくるたびに何とも言えない狂気が漂い、セリフの独特な言い回しや画面構成は、板垣恵介の『バキ』を想起させる。そして、命をかけた真剣勝負のシーンは圧巻の迫力!

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Posted by ブクログ 2013年03月25日

いや、グロい。残虐である。R15指定であるが、この基準さえぬるい!年齢だけでなしに、心臓の強弱、また直近の夕飯メニュー、等様々な角度から規制を検討すべき代物である。

しかし、しかし…

「シグルイ」。とてつもなく面白い!

途中何度か頭を抱えてしまうほど、残酷無残な描写がありクラクラしましたがこの...続きを読む世界観は素晴らしい。何より当時の武士たちが今の人々と全く異なる美学、論理で動いていたことがよく伝わってくる。

万人にとは言い難いのが難しいが、、個人的には文句なくオススメである。
(でも良い子のみんなは読んじゃダメだ!)

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Posted by ブクログ 2023年01月21日

江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者・藤木源之助と盲目の天才剣士・伊良子清玄だった!! 
徳川家光の実弟でありながら自刃させられた徳川忠長は、数々の残虐行為により罰せられたが、真剣による寛永御前試合は最悪のものだった。
その御前試合で雌雄を決した...続きを読むのが、藤木源之助と伊良子清玄。片腕の剣士と盲目で片足が不自由な剣士の立ち合いに込められた因縁が、明らかに。
残酷無惨時代劇、開幕!!

濃尾無双と名高い虎眼流の後継者と目された藤木源之助と虎眼流に道場破りに来た伊良子清玄のライバル関係の始まりが、岩本虎眼の頂点にした虎眼流のザッツ封建主義的な支配関係や藤木源之助vs伊良子清玄など異能な剣士同士のバトルで描かれていて、凄まじい迫力ある絵力に惹き込まれる第1巻。

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購入済み

 

2022年09月28日

面白かった。
有名なやつ。ずっと読みたかった。
画風から生々しさが感じられてとてもいい。グロテスクさがたまらない。

#アガる

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無料版購入済み

残酷

2021年10月29日

1話目、2話目から尋常の漫画ではないと思わせる素晴らしい出来です。
残酷でグロテスクですが、迫力があり、時に美しく何より心を熱く滾らせる漫画。
隻腕の剣士の刃は 骨を断つことが出来るのか? 盲目の剣士の刃は 対手に触れることが出来るのか?
出来る 出来るのだ

#ドキドキハラハラ #アツい #切ない

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年05月30日

テンションが高い
薔薇のモチーフが多い
残酷な描写が多い
掛川あたりってこんな話が転がってるんだなあ
今度こだまに乗ったら思いを馳せよう

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購入済み

2020年12月09日

グロが苦手な自分ですが、全巻一気に読んじゃいました!剣士同士の立ち合いは本当に手に汗握ります!斬り合いの作画は本当に圧倒的!

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Posted by ブクログ 2014年04月22日

全15巻。

駿河城御前試合をモチーフにした2人の剣士と2人の女性の話です。
かなり残酷な表現が多いですが、絵の迫力・緊張感に引き込まれるように読んでしまいました。

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Posted by ブクログ 2013年05月21日

ジョークやサブカル、ネット教養で一括りに出来ない漫画だった。
最後は素晴らしいものがあった。
最終巻などはとにかく行間を読む(コマの間を読む)ことを要求される、ある種文学のようなものでもあったかもしれない。

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Posted by ブクログ 2012年01月22日

表紙からバキ系のトンデモ格闘トーナメントを勝手に想像しており、だから読まずにいた。
トンデモが嫌というわけじゃないので悪しからず。

ところが本作で描かれるのはたったの1試合。
で、現状、肝心のその試合は最初の選手入場までしか終わっておらず
その選手同士の過去の因縁をねちっこく描き続けてる。

描写...続きを読むはかなり残酷。それが本作の売りらしい。
読みながら食べていた揚げシューマイが気持ち悪くなってきて、「これはウミガメ」という自己暗示で飲み込んだ。
『ベルセルク』を和物にして、ファンタジー成分を引いたような。
ベルセルク初めて読んだ時よりは、気持ち悪くないけど。

バキ並みに無駄なマンガ。だが、それがいい。

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Posted by ブクログ 2011年01月06日

ついに完結。

グロい描写は多々あるけど本当に面白い!

名セリフも多々あり、マネしたくなることうけあい。

出来ておる喃…。

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Posted by ブクログ 2010年12月01日

凄い。描写、ストーリー展開の圧倒的な迫力に引き込まれる。ただ残酷なだけでなく、「無力は罪」といった厳しさがよい。万人にはオススメできないけど、グロくても大丈夫な人はぜひ一読を!

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Posted by ブクログ 2010年07月21日

肉と血と内臓ばっかり。

でも、グロさは感じません。

理屈抜きで面白い漫画というのはこういうモノでしょう!

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Posted by ブクログ 2010年04月18日

表紙が気持ち悪い。そう思っていた時期が私にもありました。13巻まで。ダレないし飽きない。早く続きが読みたい。

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Posted by ブクログ 2009年12月17日

武士道とは死狂ひなり。

山口先生はいろんな意味でトバしすぎ。
人間の正気、武家社会、それらの異常と正常の境目を垣間見つつ
読んでいてこちらまで正気と狂気の境目へと迷い込ませる。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

いろんな意味で凄いですw。片腕を失った剣士、藤木源之助と盲目跛足の剣士、伊良子清玄の因縁の死合。
二人の出会いから敵対までが描かれていきます。
まさに「お美事にこざいます!」wグロ耐性が無い方は見ない方がいいかも…

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

読んでいて息苦しくなる・・・ぬふぅ。
真剣で斬られるのだから血やモツが出まくる。それはそれは凄まじき描写である。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

失うことから全ては始まる。
正気にては大業ならず。武士道はシグルイなり。

日本刀=鈍器と化した漫画が多い中、しっかりと一撃必殺。
知ってるかい?日本刀で斬りつけると人は死ぬんだぜ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

友達にかなり強く薦められ、仕方なく読んだのがきっかけでしたが、本当に読んでよかったと思いました。すばらしい。

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Posted by ブクログ 2009年10月14日

時間的、空間的、さらには心理的な「間」。これをマンガという表現手段を最大限利用して見せてくれる傑作。剣で死合うからこその緊張感とスピード感がクセになる。残酷描写は刺身のツマみたいなもので、つまるところ肉体の描写そのものが鬼気迫るほどの魅力を放つのです。キーワードは「いくぅ〜」とか「種ェ」とか「へえ」...続きを読むとか。

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Posted by ブクログ 2009年11月02日

隻腕の剣士は骨を断つことが出来るのか?盲目の剣士は相手に触れる事が出来るのか?出来る 出来るのだ!駿河御前試合に顕れた二人の異形剣士の勝負の行方はいかに!?

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一読の価値あり

2020年11月08日

描写もとてもリアルで思わず見入ってしまう作品です!
時代物好きの人はもちろん、初トライの人も楽しめると思っています。
オススメです‼️

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Posted by ブクログ 2017年04月23日

美しく、残酷に。 駿府城領主徳川忠長 自刃 陰腹かげばら 諫言かんげん 天下は既に泰平 翻意=反抗する気持ち 駿河五十五万石 暗君 濃尾無双 不覚傷 背面の隆り 沈痛 弔辞のそれ 武門の誉れ 封建社会の完成系は少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ 隻腕と盲目の剣士 差配 不屈の精...続きを読む神を持った剣士にあっては自己に与えられた過酷な運命さだめこそかえってその若い闘魂たましいを揺さぶりついには… 無明逆流れ 太刀筋 異形と化すまでに鍛え込まれた背中 万力の如く刀身を締めつける跛足の指先 遠江国とおとうみくに掛川 鍔迫合 手心 艶めいた芳香 道場破り 隆盛 斃すことまかりならぬ伊達にして帰すべし 機を逸した 骨子術 指搦み 膂力 かじき 虎眼流 殺めるは易し伊達にするは難し 道場は芝居をするところではござらぬ この時清玄が見せた跳躍は鍛錬によって到達し得る領域を明らかに凌ぐものである 天稟 否彼奴はすくたれ者にござる 指の鍛錬になりますゆえ 藤木源之助 世襲制 何の呪いだ… 岩本虎眼 心の平衡を失った 所作を封じた 涎小豆よだれあずき 鉢巻切 練り 手拭 奥歯を粉砕 活動方針を示唆 漸く器が整いおった 敬もうて いずれが強い種かと尋ねておる 誹り兜投げ 数馬と兵馬 船木流免許皆伝 根絶やしにしてくれる 蛮行 機織の町掛川を血に染める さよのなかやま小夜中山鎌鼬 人間の感情が極端にはしるところに残酷はうまれる 女なら悲愁を描く男なら残酷を描く 残酷が表面化しない社会 私が取り上げるのは、何か問題が生じた時、それを和らげようとするのではなく、寧ろカンカンになってしまう人間、感情を極端に走らせる人間である。 南條範夫 失うことから全ては始まる 正気にては大業ならず 武士道はシグルイなり

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Posted by ブクログ 2013年05月12日

<全15巻:全編への感想です 原作読破済み>

シリーズ途中で原作小説を読み、大筋にのみ乗っ取り、キャラクター像や登場キャラクター、エピソードは山口氏(以下「作者」)の独自創作・改変が予想以上に多いことを知り、納得しつつも改めて驚きました。

狂気の暴君・大納言忠長が駿河城にて主催した真剣御前試合。...続きを読むその第一試合に登場した二人の剣士は、片や全盲、片や隻腕という異様な取り合わせ。
二人の一見奇矯な剣法がぶつかり合おうとするシーンから一転、その因縁が1から語られ、最後は試合の決着がついて終わります。

残酷物の傑作として知られた原作に劣らず、(もう表紙からして)血と内臓、不条理と狂気の応酬。迫力は素晴らしく、特に序盤の吸引力は流石と評するしかありません。
ただ途中から、作者の魅力である描線が細く、コントラストも弱めになって(というか最終的なクリーンナップを行っていないデジタル処理に見える部分も)行くのが個人的に残念。絵柄が研ぎ澄まされていったとも言えるのでしょうが、鮮明かつねっとりとした線のほうが好きでした。
また改変・オリジナル部分もあまりにもエキセントリックなところが多く、正直中盤以降口飽きする感は否めませんでした。
ここは原作既読かどうかによって大きく異なるでしょうが、虎眼先生をあそこまでエキセントリックで痴呆がかった老醜の剣客(それでも腕は確かという怖さはそれはそれでよかったんですが)として描く必要はあったのかなど、疑問に思う部分も読み進むにつれて増えてきました。
特に別エピソードである「がま剣法」から屈木を出演させる意味と意義が今一つ伝わらない感じでした。
その辺りの中盤のダレと、原作の行間を補強するのはいいのですが、これ必要だったのかな?というエピソード群が残念。
全体で7~8巻ぐらいにまとまっていれば文句なしの名作だったかもしれません。

ラストは十分に残酷な原作に輪をかけて過酷です。これは悪くなかったし着地点として評価したいと思います。
ただ、この御前試合の真の残酷さ、そして呆然とするほどの無意味さはやはり、原作のラストにこそあると考えます。ぜひ原作小説も併せて読んで楽しんでいただきたいですね。

最後に「無明逆流れ編・完」とあるのは、機会があればほかの章も漫画にしたいという作者の大望なのでしょうか。

この作品以降、作者の魅力であった「テンポの良さ」が失われた感(完結後に執筆・連載中の「エグゾスカル零」でも顕著)が強いのが残念。単なる作風の変化と受け取るべきなのでしょうか、ちょっと今は判断できません。

駿河城御前試合・無明逆流れのエピソードは、その鮮烈さと残酷さゆえに、年代を問わずクリエイターの完成に響くところがあるのでしょう。
この物語をカバーした映画や漫画は他にもいろいろとあるので、読み比べてみるととても面白いです。

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Posted by ブクログ 2011年11月15日

うーむ、、、この手のジャンルでまだ自分の知らないこんな面白い作品があったか!と衝撃。絵がちょっととっつきにくいけど、面白すぎて一気に4巻まで読み終えた。表紙でちょっと損してると思う(チャンピオン的だけど)。別にふんどし一丁の裸男じゃなくてもよいと思うのだが、、、

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Posted by ブクログ 2011年01月18日

何かエネルギーみたいなものを感じる漫画。
完結してから読んだので、1巻から最終巻まで一気に読んだ。
ところどころ考えても解釈が色々出来るシーンがあるけれど、それがまた人それぞれの感想になって良いのではないかなと思う。
ハッピーエンドなのかと問われると少し首を傾げてしまうけれど、私個人の感想としてはハ...続きを読むッピーエンド。
これもバッドエンドだと思う人と二分するんじゃないかな。

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Posted by ブクログ 2010年07月21日

血で血を洗う闘い だなんてナマヌルイ!!
これは 腸で腸を洗う闘い なのだ!!
ナイス残酷です。

虎眼が好きです。「いく~」 じょばじょば~!!

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Posted by ブクログ 2010年01月29日

12巻までの感想
時代劇の残酷さが出ている。
でも最も残酷な表現は出てくる女性の情念にあるので
残酷なシーンよりも押し殺しながらも笑む女性に目が行く。

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Posted by ブクログ 2011年09月02日

山口 貴由の最新作。現在進行中で、連載続行中のようです。

わたしが今まで読んだ、山口 貴由は、全部変なSFテイストがあったのですが、これは、なんと時代劇です。原作つきということで、そのあたりで、今までの山口 貴由とどう変わってくるかは、楽しみです。

若干、ハチャメチャなパワーは、なりを潜めている...続きを読む感じですが、人物や物語の濃さは、今まで通りのものがありそうです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

汗、血、内臓、骨

こんなキーワードで構成された漫画ですね

話自体は面白いんだけど、あまりにグロ要素が強いから読む人を選びます

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

この人は本当に内臓を書くのが好きなんだなあ。
それはさておき、一足一刀、ひと太刀が死に至るその戦いの緊張感に痺れる。
キャラ達の独特の行動やセリフにも味があり、久しぶりに先の展開が気になって仕方がない作品に出会えました。

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無料版購入済み

2021年03月20日

無料だったので初めて読んでみたのですが、今のところよく分からない…けどなんか絵に迫力があって読めちゃう、という感じの印象。
主人公はただ剣術に没頭しているタイプのようですが、師範は色に部下いびりに復讐に狂ってる感じで、なんか女々しくて嫌…😂

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Posted by ブクログ 2013年06月23日

時系列が、たまにかわるので少しわかりにくい。
内臓はみ出してたりするので、ダメな人はダメかもしれない。

先生が狂いすぎですごい。正常な時でも十分狂ってるってのがすごい

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月05日

全15巻。完結済み。
そのうちの95%くらいが過去の話。現在(因縁ある剣客の試合開始>延々過去の因縁の話>殆ど一瞬で試合終了(完)
という流れ。
ねちっこく妖しく人間の欲を体現する男と、清廉で真面目で人間としてどこか欠如した男の因縁が軸。
絡みつくような残虐さが漂っており、爽快さとは無縁で非常に救い...続きを読むのない展開。

容赦ない。だが逆にこれで最後がハッピーエンドだったりしたら全く面白くないので、これで良かったんだと不思議に納得してしまう結末だった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年01月16日

死狂い。チャンピオン臭バリバリの剣客グロ漫画。独自の濃厚な勝負の世界が実に楽しい。第一部完で終わっているのだが、ええ!?終わり!?もう終わり!?しかもそのオチで終わり!?という衝撃作。

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Posted by ブクログ 2011年01月01日

完結したとは思いたくないです。あと表紙がちょっとアレなんで、買うとき少し恥ずかしかった(笑)内容は最高。

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