【感想・ネタバレ】幼稚園では遅すぎるのレビュー

あらすじ

本書は、世界のソニーを育てた伝説の経営者が、精魂込めて語った新時代の子育て論。
1971年に刊行されて以来、多くのお父さんお母さんに読み継がれてきました。

「幼児は叱るよりほめたほうがよい」
「体を動かす子ほど知能の発達も早くなる」
「整理されすぎた部屋は子どもの成長を妨げる」

など、長年の幼児教育研究で報告された興味深いエピソードと、
それをもとに行われる提言は、うなずけるものがいっぱいです。
これから子育てをはじめる方々に、ぜひ読んでいただければと思います。
※本書は1999年に小社より刊行された同名の文庫を、新装版として出版するものです。

【目次より】
○幼児教育は天才をつくるためのものではない
○抱き癖は、おおいにつけるべきである
○お金や暇がなくても子どもの教育はできる
○人を信じられる人間が21世紀の日本をつくる

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

母親がこうしないといけない。というような書き方をされている部分もあるので、今の時代には合わないかなと思いましたが、そんなこともありませんでした。狼に育てられた少女の話を一つの根拠として展開される理論は納得できることも多いです。とにかく幼児の可能性を大人の枠で考えずに、色々なことに挑戦させると良いということが書かれています。

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2023年04月20日

Posted by ブクログ

1971年に初出版されたものの表記、表現を一部改正された1999年に出版した本を読んだ。

いま本を読み返してみても主張がすこしも古くなっていないことに驚き。

なんとなく子育てをしてきたが、
『人生は3歳までにつくられる!』といわれれば、
今この時を大事にしたいと思えた。読んでよかった。

0
2023年01月06日

Posted by ブクログ

井深さんって

business系の勉強してる人なら

ほぼ100%知ってると思うけど


ソニーの創業者よね。


この方は

次女のお嬢さんに

知的障害があったそうで



教育について

深く勉強されていたそうです。



ソニーは障害のある方向けの

職場を複数運営しているし。



CSRが話題になる前から

障がい者採用に注力されています。



すばらしい会社だと思うよ。



うん。



んでね。



この本は1990年代に書かれているから

まーかなり

女性が育児するっていう

視点が強いけど。



でもね。



すごいのよね。

30年前に書かれた本だけど



本質はついてるとおもった。



この本は

わかりやすくて答えが

簡単にわかる本ではないけど。



読んでいろいろ自分で

考えなきゃならないって

思わせる本です。



なので、

ちょっと余裕のある

今みたいな

お休み時期に読むには



本当にいい本でした



あと

音楽と運動

これらも

やっぱり早いうちに

スペシャリストに

教えを受けるのがいいって

書いてあった!

参考になりました!

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2021年05月12日

Posted by ブクログ

0歳から3歳までの教育の大切さを力説した本。
バイオリンや語学の例などが紹介されていて、説得力がある。障害児にも当てはまるそうだ。興味深かったのは、幼児の音楽教育は顔形のいい子をつくる(p139)というくだり。残念ながら、このくだりについては、論文などが示されているわけではないのだが、ピアノやバイオリンの女性の奏者には美人が多いと前々から思っていたので、やはりそうなのかと思った。
それはともかく、幼児にどんな遊びをさせるのがよいかということまで書かれているので、妊娠中や出産直後の親御さんには、極めて役に立つ本だと思う。もっと、知られるべきで、読まれるべき本だ。

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2022年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ソニー創業者による乳幼児教育研究のまとめで、最初に発表されたのが1971年。2015年現在、すでに44年が経過している計算だ。
それでも高評価を得ていたので、出産を控え、最新の育児本とあわせて読んでみることにした。

脳科学や教育学の研究はもちろんめざましく進んだろうし、社会のあり方も大きく変質している。
この本が書かれた時代には一般的だったために大前提とされている、専業主婦が3歳まで家庭で育て、その後で幼稚園に入れる、というセオリーは、もはや当たり前のものではないし、タイトルの過激さから敬遠する人もいると思う。

ただタイトルから受けるイメージとは違い、「とにかく早いうちに知識や技術を詰め込むべし」というだけの内容ではない。

乳幼児でまだ言葉も通じない、何も理解できないからといって放っておくのではなく、ベッドにいる赤ちゃんの視界に配慮するなど、五感を刺激してあげて、肌を触れ合わせ、笑いかけ、話しかけ、コミュニケーションをはかり、発達に応じた刺激を与えてあげること。そのためにもよく子どもを見てあげること。子どもの能力を何歳だからこのくらい、と画一的に決め付けて制限しないこと。そういった当たり前のことに改めて目を開かせてくれる内容である。
良く喋り、走り回るようになる3歳以降にそういった配慮を始めるのは遅いから、0歳から始めなさい、というような内容である。

また書かれていることのすべてが時代遅れであるとも感じられない。44年という年月を思うと驚嘆すべき新しさである。

著者自身の子育てについて書いた内容ではなく、あくまでも客観的に複数の事例を紹介している(鈴木鎮一氏のバイオリン教室の事例が多い)。
どれほど時間が経ってもそれらの事例が嘘というわけではないのだから、解釈を最新の科学や情報に基づいて、各々が改めて行えばよい。

だからこの本を参考にすると言っても、井深さんの言葉を鵜呑みにするのではなく、最新の情報と照らし合わせることで、より普遍的なポイント(科学というよりは育児の心構えのようなもの)をあぶりだすという姿勢で読むが良いのではないだろうか。

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2015年10月25日

Posted by ブクログ

SONY創業者の井深さんが幼児教育に取り組んでいたとは知らんかった。リズムで覚える、パターン認識、一つに秀でれば自信がつく、音楽は集中力を養う、叱るより褒める、添い寝はコミュニケーション、幼児は大いに歩かせる、などなど…。

つまるとこ、幼児教育ってのはどんだけの時間を子供と共有できるかなんだろうな。そういう意味では、3章の「ほんとうの幼児教育は母親にしかできない」ってのは心底共感するよ。母親の存在はとにかく圧倒的だからな。

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2010年07月05日

Posted by ブクログ

タイトル通り、早い段階から子供の創造性を刺激する教育、育児が大切だということ。これらは最近、大脳生理学的にも裏付けされてきてますよね。さて、息子には何を教えてあげようか。
それにしても、ソニーの井深さんがこんなことをやっていたとは知りませんでした。偉大な人は幼児教育の段階から介入することの重要性を知っているんですね。

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2014年12月13日

Posted by ブクログ

「母親」の存在について
経験則をベースに
必要なことはなんなのかが書いてありました。
科学的な根拠は少ないけれども
わたし自身も子育てをしていて
なるほどと思うことがたくさんあったので
とても勉強になりました。

女性に対して
「母親」のあり方を説いてあるようにも感じましたが。
それは決して「差別」的なことではなく
人間の能力として
「女性」が妊娠出産をすることができる
唯一の存在であり
それを通して産んだ子どもの子育て・教育に
とても大切な存在なんだと伝えているように思います。

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2022年12月16日

購入済み

モチベーションあがりました

子供とどう向き合うかやどんな刺激を与え好奇心を引き出すか等々、井深さんが見聞きした具体例が記述されていて真似してみようと思いました。
筆者の主張に沿って、見聞きした例が多く挿入されていますが一つ一つは具体的すぎて一般的なものか疑問が生じたり根拠に疑問を持つところもありました。子育てには、正解はないと言うことでしょうか。
古い本なので母親の役割など時代とのズレもありますが、書き方が丁寧で読みやすかったです。モチベーションアップになりました!

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2021年05月15日

Posted by ブクログ

2歳の娘がいる身としては無視できない本。考えるべきトピックの羅列としては良い本だが、経験則が多く、科学的ではない。あと、昔の本だからか男尊女卑的なニュアンスを感じる。

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2020年09月05日

Posted by ブクログ

「人を信じられる人間が二十一世紀の日本をつくる」

現在の世の中をながめて、何がいちばん欠けているかを考えてみると、私は人間と人間との信頼感をあげざるをえません。

社会のひずみ、公害、いじめ問題など、原因はすべて、人を信頼することができないというところから始まっているように思われます。

かに生活が便利に豊かになろうとも、信頼の欠如した社会に、人間が平和で幸福に暮らしていけるはずがありません。

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この本は幼児教育だけではなく、親の教育にもなります。

子育てに悩む多くの親たちに読んでもらいたい本です。

そして、これから赤ちゃんを育てることになる若者や、おじいちゃん、おばあちゃんにも是非読んでもらいたい内容です。

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2012年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あとがきで多胡輝さんが、古くなっていないと書かれているが、周知の内容(いろいろなところで多くの人が言っている内容)が多いと思う。最初に提唱したということでは、すごいと思うが、価値としては、もう一歩踏み込んだものを期待していた。
検証が難しい教育の世界だが、小さい頃に見えている景色が白い天井だけというのは、誰が聞いてもよろしくないような気がする。この時期に刺激を与えることが、後にどれほど影響があるか分からないが、やっておくにこしたことはない。

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2012年02月04日

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