あらすじ
ハーバード大学教授が教える、運動の誤解と真実
運動は、人間にとって自然な行為なのか? 身体活動に関する思い込みを、進化生物学の見地から解き明かす。『運動の神話』改題。
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Posted by ブクログ
著者はハーバード大学人類進化生物学の教授。「走る能力」の専門家。この本もそうだが、同著者による『人体600万年史』のテーマも走ることだった。訳者あとがきによれば、ボストンマラソン10回完走し、ベストタイムは3時間20分程となかなかのランナーでもある。
帯に「毎日1時間のウォーキングで死亡率が20%軽減する」と刺激的な文章に惹かれ手に取った。
上、下巻各300ページもある大著であるものの、内容が面白く、するするとアッという間に読み終えた。
そもそも我々は運動するように進化してきたわけではない。狩猟採集や農耕に勤しんでいた祖先は、健康のために走ったり歩いたりするものはいなかった。「健康のために運動する」という概念は現代のものである。という考えがプロローグで示され、「運動することは良いことだ」という神話について、第1章から第12章まで神話の個別テーマについて、興味深く掘り下げる。
例えば、神話その1 私たちは運動するように進化してきた。(人は休むようにできているのか、それとも走るようにできているのか)。
神話その2 怠惰に過ごすのは不自然だ。(身体的に不活発な状態-怠けることの大切さ) 等々
そして最終章 第13章は運動と病気というタイトルで、運動と肥満、がん、2型糖尿病、認知症、うつ病との関連性についても述べる。正直、この章は普段あまり運動していない50歳代以上の人にとっては、正直、読み進めるのが怖いんじゃないかなと思う。少なくとも、僕はそう思った。
リーバーマン先生、とても勉強になる本を提供していただき厚く御礼申し上げます。
Posted by ブクログ
運動についての客観的事実を知ることができる。市場などの影響で人間には本来どのような運動が必要だったのか、運動とはどのようなものだったのかという知見が抜け落ちることがある。