【感想・ネタバレ】運動の科学 上 どれほど健康に影響するかのレビュー

あらすじ

ハーバード大学教授が教える、運動の誤解と真実

運動は、人間にとって自然な行為なのか? 身体活動に関する思い込みを、進化生物学の見地から解き明かす。『運動の神話』改題。

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Posted by ブクログ

『運動の神話』というタイトルだったものが文庫化。
Podcast「ブックカタリスト」で取り上げられ、スロージョギングの効能をごりゅごさんが熱弁していたことが記憶に残っている。その他メディアでも取り挙げられていて結構話題になっていたという認識。

上巻はまず、身体に関する一般常識を懇切丁寧に取り扱う。間違っているところは指摘をし、許容できるところは認めるという真摯な態度が好印象である。

特に、「睡眠」パートは個人的新発見だ。
8時間という指標が子どものころから沁みついてたしどこか信奉しているところがあった。
しかし、統計的にはそこまで必要なく7時間程度が最適であるというのが本書の主張だ。これはその他哺乳類に比べ短いが、進化人類学的に人類が社交を重んじるよう進化を遂げたからという。

夜の自由時間や交遊が楽しくてどうしても夜更かししちゃう習慣が私にはあるが、これは人類史的には不自然でないのだ。次の日疲労や二日酔いでグダグダな私に自暴自棄になることも多かったが、そんな私は人類の進化過程で正しいふるまいをしているのだと言い聞かせ、ポジティブに受け入れよう。

昨今のトレーニングやダイエットの多様化・商業化にみられる「理想の自分」信仰は、そもそも人間の本能と相必ずしも一致しない。
本書はこの主張を軸に、具体的なトピックに分割し様々な角度から検証していく。ストイックになれない自分を自己非難しがちな人には、まず本書を手に取り自分を学問の知見を後ろ盾に許すところから始めてもいいかもしれない。

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2026年05月11日

Posted by ブクログ

著者はハーバード大学人類進化生物学の教授。「走る能力」の専門家。この本もそうだが、同著者による『人体600万年史』のテーマも走ることだった。訳者あとがきによれば、ボストンマラソン10回完走し、ベストタイムは3時間20分程となかなかのランナーでもある。

帯に「毎日1時間のウォーキングで死亡率が20%軽減する」と刺激的な文章に惹かれ手に取った。
上、下巻各300ページもある大著であるものの、内容が面白く、するするとアッという間に読み終えた。

そもそも我々は運動するように進化してきたわけではない。狩猟採集や農耕に勤しんでいた祖先は、健康のために走ったり歩いたりするものはいなかった。「健康のために運動する」という概念は現代のものである。という考えがプロローグで示され、「運動することは良いことだ」という神話について、第1章から第12章まで神話の個別テーマについて、興味深く掘り下げる。
例えば、神話その1 私たちは運動するように進化してきた。(人は休むようにできているのか、それとも走るようにできているのか)。
神話その2 怠惰に過ごすのは不自然だ。(身体的に不活発な状態-怠けることの大切さ) 等々

そして最終章 第13章は運動と病気というタイトルで、運動と肥満、がん、2型糖尿病、認知症、うつ病との関連性についても述べる。正直、この章は普段あまり運動していない50歳代以上の人にとっては、正直、読み進めるのが怖いんじゃないかなと思う。少なくとも、僕はそう思った。

リーバーマン先生、とても勉強になる本を提供していただき厚く御礼申し上げます。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

運動についての客観的事実を知ることができる。市場などの影響で人間には本来どのような運動が必要だったのか、運動とはどのようなものだったのかという知見が抜け落ちることがある。

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

現代において、適度な運動と8時間睡眠がだいじとされている。
それは進化の文脈で、人間の自然なあり方なのだろうか?
そのらの新しい見方を与えてくれる。
休息(睡眠や座る事など)や運動(スピード、強さ、スポーツなど)について考察している。

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2026年02月14日

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