あらすじ
日本の黎明期・古代大和。国家情勢が激動する645年、讃良皇女(うののさららのひめみこ)のちの持統(じとう)天皇は誕生した。大化の改新により、豪族から天皇家へと実権を取り戻した讃良の父・中大兄皇子(なかのおおえのみこ)は、次々と政敵を排除し、ついに実質的な権力者となった。有間皇子(ありまのみこ)への恋心を消せぬまま讃良は、父の命により中大兄皇子の弟・大海人皇子(おおあまのみこ)に嫁ぐことになる。一方、中大兄に疎まれた有間には、非情な運命が待ち受けていた。冷酷で横暴な父への反撥心は、讃良に大海人への愛に生きることを決意させる―。父を超えたいと願い、愛に、人生に、強く生きた女性、持統天皇の物語。里中満智子が綴る大型歴史ロマン第1巻!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
記念すべき「天上の虹」の始まり
大化の改新から始まり中大兄皇子が義理の父 古人皇子や祖父の蘇我石川麻呂を陥れ、更には祭り上げた孝徳天皇を難波宮に置き去りにするところも赤裸々に描き冷たい政治家として描く 実の妹と愛し合いつつも政治的な道具として孝徳天皇へ嫁がせる事や大海人皇子の恋人であった額田王を奪い取るなどやりたい放題
大海人皇子は実力をつけると自分の娘二人大田皇女と讃良を大海人皇子に嫁がせるなど抜け目がない
さらにこの巻の最大の悲劇のヒーロー有間皇子を陥れるところも描くなど盛りだくさん
最後には中大兄皇子と大海人皇子が対立し始めるところに加えて讃良、後の持統天皇が政治的な芽生えを描く かなりお腹いっぱいとなる
あとがきを守ると連載を続けるのに必死だったとの事
ところどころに万葉集の歌がミュージカルのように盛り上がりを演出する最高の出来です
最後の最後に万葉集最大のスターである柿本人麻呂が満を辞して登場 高市皇子、十市皇女、大友皇子も幼い頃から登場し今後の展開の布石も十分揃っています